建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
千利休が構想した、
“侘び”が体現された草庵風茶室。。緊張の糸は萎えませぬ
【天井の構成】
平天井と化粧屋根裏を組み合わせた様式は、
掛け込み天井
さお縁は、細い丸竹二本組み
化粧屋根裏に見る化粧垂木は、太い丸竹
少し風流な趣きをもつ竹の使用は、この程度に抑えられ、
“侘び”た趣向が重視されています
【窓の配置】
下地窓(★4)二か所と、
連子窓(★5)一か所からの採光は、ごく控えめ
しげしげ観察してみると、
客座より点前座の方が明るい
窓の大きさや配置は、
亭主が手暗がりにならない様に練りに練ったのではないかと思います
★4下地窓(したじまど)/写真中央:竹小舞を露出させ、意匠とした窓
★5連子窓(れんじまど)/写真右上:障子窓の外側に、縦格子が組まれた窓
【襖】
茶室から次の間に続く襖は、縁のない太鼓襖
引手はシンプルな切り引手
【勝手の間】
『待庵』の裏手、妙喜庵書院「明月堂」から勝手の間を見る
【妙喜庵前の札】
「拝観謝絶
見学御希望の方は往復ハガキで一ヶ月程前に御申込み下さい。
団体での見学は謝絶します。
〒618-0071京都府乙訓郡大山崎町竜光56」
※志納金は、\1,000です
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