建築のたび vol.63_2 待庵 / 露地のこと | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

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【西面の露地】※こけら葺き、切妻屋根の軒の出は浅め

 妙喜庵書院「対月庵」から『待庵』へ向かう露地の風景


 自然石で組まれた延段は、例えば桂離宮にみる延段より、

   石と石の間隔が少々ラフな感じ


 真・行・草でいう“草”の延段



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【塵穴(ちりあな)

 露地を左に曲がるところにあります


 茶室に入る前、

   招かれた客人はこの穴に汚れ物を捨て、

     亭主はその上から落ち葉をかけたと云われています



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【南面の露地】※西面と打って変わり、土間庇の出は深め

 利休が歩いた跡に石を置いたとされる飛び石は、

   残念ながらすのこで覆われており、歩くことは叶わず ざんねん…



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【つくばい】

 利休好み、

   吉命名「芝山」と称するつくばい(2)結界のひとつ


 茶室に入る前、

   ここでまたさらに、世俗の穢れを断ちます


 一にも二にも“清浄”であることが求められ、

   緊張が高まりますね


2つくばい:つくばって使う手水鉢


+.+つづく+.+


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