建築のたび vol.32_3 聖ベネディクト教会 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート


礼拝堂に入ります


包まれる様な安心感、

  陽光と木が持つ温かさや柔らかさ、

    建物の構成から感じるある規則性や品位


思い残すことがない様、

  精一杯、意識を空間に集中させます



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【祭壇上部を見上げる】

 天井の野地板が船の甲板の様にも見え、

   船首の様な空間


 構造材はこの地域の木‥、松の種類だと思います

   棟木・垂木・横架材は、微かにテーパーがつく台形断面


 高窓から差し込む陽の光により、

   効果的に“陰翳”を作り出しています



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【エントランス上部を見上げる】

 壁は、林立する柱からスクリューボルトで、

   外側に持ち出しされています


 それ故、木造フレームに束縛されない、

   横連窓の実現が理解できます



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【エントランスを見る】

 パールの入ったシルバーグレーの塗り壁は、

   刷毛引きの跡が残り、細かい“陰翳”が表情となっています


 サテンの生地の様な仕上げです


 写真左に写っているのは、

   ズントーデザインによる《聖水盤》



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【エントランス上部のさがり壁】

 焼き付けた様な跡が残る、十字の装飾