建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
礼拝堂に入ります
包まれる様な安心感、
陽光と木が持つ温かさや柔らかさ、
建物の構成から感じるある規則性や品位
思い残すことがない様、
精一杯、意識を空間に集中させます
【祭壇上部を見上げる】
天井の野地板が船の甲板の様にも見え、
船首の様な空間
構造材はこの地域の木‥、松の種類だと思います
棟木・垂木・横架材は、微かにテーパーがつく台形断面
高窓から差し込む陽の光により、
効果的に“陰翳”を作り出しています
【エントランス上部を見上げる】
壁は、林立する柱からスクリューボルトで、
外側に持ち出しされています
それ故、木造フレームに束縛されない、
横連窓の実現が理解できます
【エントランスを見る】
パールの入ったシルバーグレーの塗り壁は、
刷毛引きの跡が残り、細かい“陰翳”が表情となっています
サテンの生地の様な仕上げです
写真左に写っているのは、
ズントーデザインによる《聖水盤》
【エントランス上部のさがり壁】
焼き付けた様な跡が残る、十字の装飾