建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
桜が咲き始める季節、
『河井寛次郎記念館』を訪れました
~近くの「大谷本廟」境内の桜~
■『河井寛次郎記念館』
■日本、京都市東山区五条坂
~京阪電車「清水五条」駅、京都市バス「五条坂」などが最寄り~
《陶芸家“河井寛次郎”の住まい兼工房》
制作活動の拠点とされていただけあって、
かしこまった美術館の類で鑑賞するより、作者の息吹を感じる場所です
玄関を入って土間を進むと、
さぞ京都らしい町屋風の造りかと思いきや、
居間(板の間)には中庭からの明るい陽の光、
見上げると2階は吹抜け‥という広がりのあるプラン
《2階吹抜けから居間を見下ろす》
※写真、向かって左にある土間で靴を脱ぎ、右に進むと中庭に出ます
出雲大社の様な神棚や、
無垢材の臼をくり抜いて加工した椅子。。もちろん寛次郎デザインによるもの
床材の板幅は巾広
民芸調がっつり!骨太なインテリアです
《防空壕につながる扉》
1階床下には、
“太平洋戦争”時代を物語る防空壕へつながる階段があります
《階段の箱箪笥》
陶芸家“濱田庄司(★1)”からの新築祝いの贈り物
★1:寛次郎の2年後輩
ぶら下がっている数珠玉の様なもの
用途は「手すり」、なるほど~!
+.+つづく+.+