建築のたび vol.11 掬月亭その2 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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【掬月亭】~楓岸を少し過ぎた辺りから撮影~


寄棟(よせむね)を成し、

  むくりの無いシャープなラインの屋根は、

    途中切り替えのある二段構えのこけら葺き


ところで、『掬月亭』は終日雨戸が閉め切られているわけではありません


128枚ある(2)といわれるこの雨戸、

  毎日、朝な夕なにすべての雨戸が開け閉めされています

  2 中村好文=著書「意中の建築/下巻」より


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さらに、興味深いところは、

  これらの雨戸が敷居から外されることなく、

    縁側のコーナーをも滑って開閉されていく様子でしょう


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敷居・鴨居のコーナー部外側に立てられた丸棒を支えに、

  雨戸はいったんここで半分行き過ぎ、戸巾の中央あたりを軸に90°回転し、

    方向転換するという仕掛け