UIA2011東京大会記念シンポジウム その2 | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

御歳80を迎えられ、

  すっかり白髪になられた磯崎新氏


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私が学生時代、

  既に日本の建築界をリードされていた大家です


  ・「科学的決定および政治的決定」がなされ

    「たまたま広島が原爆投下のターゲットになった」こと


  ・マルグリッド・デュラス監督の映画『ヒロシマ・モナムール(1959)』の

    「ヒロシマで、あなたは何もみていない」というセリフ


  ・政治学者ジョン・ダワーの著書『敗北を抱きしめて(1999)』の

    「負けたとき、死者に何と言えばいいのか?」という一節


‥等々を引き合いに出され、

  すべては書ききれませんが、世代を問わずとても内容の濃い講演でした


そしてやはり、ヒロシマにゆかりのある彫刻家イサム・ノグチの話にも至りました


日本人を父に持ち、アメリカ人を母に持ち、

  混血であるが故に戦後当時広島市議会に拒否された、

    イサム・ノグチの『広島慰霊碑/ヒロシマ・セノターフ』案


建築家//磯崎氏は、

  これをイサム・ノグチの遺志とし、市民球場跡地への設置を構想され‥、


広島市長//松井氏はこれを受け、

 「市民のなりわいの場とするか、

    鎮魂・祈りの場とするか、模索している」と心中を語られ‥、


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シンポジウムは幕を下ろしました