療育で何か新しいことをする時、
かたくなに拒否されたりすると、
親として困ってしまいますよね。
娘が保育園に通っている時、
“ 乗馬療法 ” という療育を始めようと
思った時のことです。
こじんまりとした乗馬広場に
何頭もの馬やポニー、ロバが
いました。
見知らぬ景色に、私達親子は
ドキドキしながら入ってみると、
遠くの景色の中に、指導してくれる
先生を発見。
私達に気がついてくれて駆け寄って
来て、早速娘に
『お馬さん、大きくて
びっくりしちゃうでしょ』
と、やさしく接してくれました。
でも、娘は固まったまま。
相当緊張してるのだろうと、
察しがつきました。
先生から、
『娘ちゃん、みんなやさしいお馬さん
なんだよ。だから大丈夫だよ』
そう言って、娘を乗り場の方に
誘ってくれたのですが、
それまで固まって一言も発しなかった娘がいきなり、
『やだーやだー、帰るー 』
を連発し、私の手をぐいぐい引っ張って
出口の方に行かせようとしました。
『大丈夫だよ。先生も
お馬さんやさしいよ、って言ってたよね』
私が何を言おうが、なだめようが、
まるでダメで、
『帰るー』『やだー』
しか言ってなかったので、
見かねた主人が、
『帰るぞ』
と、私に呆れて吐き捨てるように
何度も言いました。
私が帰ろうとしないのを見て、更に
『いいかげんにしろよ!
お前は、イヤがってるのを
無理やりやらせるのか?』
挙げ句の果てには、
『おまえなぁ、いいかげんにしろよ。
こんなにもイヤがってるのが
わからないのか!』
私の頭上から振り落とされた塊が
直撃したような、激しい衝撃を
感じた私は、
完全に主人をシャットアウトしようと
しました。
とっさに私は、
『お願いだから、黙ってて』
と一言!
“ 娘とのやりとりで精一杯なのに、
今度は私を責めるの? ”
と、そんな気持ちでした。
私の心は壊れる寸前で、
なんとか踏み留まっていた状態でした。
このバトルを心配して、先生が
レッスンの合間に来てくれたのです。
先生が来てくれなかったら、
私はぶち切れていたでしょう。
『帰ろう。こんなにもイヤがってるんだから仕方ない。お世話さまでした』
そう先生に言って、
勝手に帰り支度をしていた主人に、
“ 勝手に帰れば! ”
と、喉元まで出かかってた言葉を
ぐっと飲み込み、
『先生、このまま帰ってしまったら、
きっとこの子は二度と来れなくなると
思うんです』
そう先生に伝えるのが精一杯でした。
先生は、
『娘さんは乗馬がイヤ、というより、
“ 馬に乗ったら自分の体がどうなるのか? ”
が、わからなくて怖いんじゃないかな?』
先生の、その言葉が私には
とっても新鮮でした。
“ そうなのかも? だったら
娘に聞いてみよう ”
そう思いました。
ずっと泣き叫んでいる娘を、
周りの目がない少し離れた畑に
連れて行って、
安心して話せるようにしました。
娘に
『怖いの、がまんしてたんだね』
『お馬さんに乗ったら、
どうなっちゃうんだろう、って
思っちゃったのかな?』
娘は “ そうなんだよ ”
と言いたいような様子で、
私を見ながら話を聞いていたのですが、
全然泣き止まず、
私は困ってしまったのです。
やっぱり帰った方がいいのかな?
と、思った時、
“ きっと主人も心配だから帰ろうって
言ってたんだなぁ ”
そう思えたら、
“ 私は、娘のイヤイヤで余裕がなかった
から、主人に “ かやの外 ” みたいな対応を
してしまっていたなぁ ”
と、そんなことを感じてた時でした。
“ あっ、ひらめいた! ”
私は、実際に馬に乗った時の
揺れに似た体験を
今、娘に出来るかもしれない!
そう思ったのです。
娘に、
『これからお馬さんに乗った時に
どうなるのか? 一緒にやってみようね』
と言ってみると、
『うん』って、やっと返事がかえって
きました。
そして、娘を前向きに膝の上に乗せて
『さぁ、行くよ! ぱかぱか…』
馬に乗った時のように、少し上下に
“ ぱかぱか ” と揺らしてみました。
『はい、右に曲がるよ』
と言って少し傾けたり、
『止まりま~す』
で、体を前に傾けて止まってみたり
しながらやってたら、
楽しくなってきちゃって、
いつの間にか娘と大笑いしていました。
私 『楽しいね。わかったから
もう大丈夫だね』
娘 『うん』
そして主人の元に行き、
“ 心配ないよ ” と伝えました。
実際の乗馬療法を、
私も一緒に付き添いながら
行うことができたのです。
先生からは
『いきなり馬より、ロバかポニーで
慣れてから馬に挑戦しようね』
と言われて、初日は
優しいロバのミミちゃんに乗らせて
もらいました。
最初は怖かったけど、乗れたことで
娘は満足して、自信につながった
ようでした。
私は、作業療法士さんの
言葉をきっかけに、
娘は
“ 馬に乗ったら自分の体がどうなるのか?
不安でイヤがってる ”
ということに気づくことができました。
娘はまず、私との体験で
自分の体がどうなるのか? が
わかったことで、
先の見通しがついてきて安心になったのだと思います。
そこを無理やり “ 大丈夫 ” と言って
やらせてしまっても、
うまくいかないのだと思います。
こういうことがあった時は、
一緒になってやってみたり、
『どうなるのか、怖いんだよね』
と声をかけて、わかってあげながら
やってみる、
などと、していくといいですよ。
そうすると、
固まっていた心もやわらいで、
安心しながら出来るようになっていきます。
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