私の主治医が属している「埼玉乳がん臨床研究グループ」というNPO団体。
埼玉県内の総合病院など多数が参加していて、こういう横のつながりのある県もめずらしいそう。
情報を共有したり共同研究したり...
先日参加した講演会もその団体が企画したものでしたが、活動の1つに講演会のDVD無料貸出があると知って、HPから申し込んでみました。
乳がんに関する大きな市民フォーラムを年に一度企画しているようで、過去4年分申し込んで届きました。
えらい人の挨拶は早送りしたり(←すみませんにひひ)、興味のあるところは止めてメモしたり...会場で聞くのもいいですが、DVDもいいですねー。
このDVD,すごーくいいです合格
患者が知りたい事が網羅されてます。
中でも私が一番興味深かったのは、病理診断のお話。
乳がんは病理診断で治療法が決まっていき、乳がん患者は誰しも自分のがんのデータを持っています。
ER、Pgr、HER2、グレード、Ki67などなど。
その意味と診断の仕方などを図解や顕微鏡の細胞写真などで説明していました。
染色されたがん細胞を顕微鏡で見ることなんかないし、貴重な情報です。

クローバー私がメモしたことクローバー

○乳がんと一口に言っても20種類近くあること
○割合:浸潤がん 75%
非浸潤がん 25%
○非浸潤がんでも病巣の広がり次第では全摘
○乳がんに一番多くかかる年代
45~49才
○そのわりに、40代の69%の人が高濃度乳腺(マンモで胸が全体的に白くもやもや写る)でマンモだけでは病巣がみつかりにくい
○がんとわかっていても、マンモだけで見える人は70%
30%の人は写らない(←私だあせる)
○読影医+CAD(コンピューターで乳がんの病変を見つける)の併用で精度があがっている
○細胞診の精度
51%くらいしか当たらない(←私だあせる)
→針生検との併用で99%まで上昇

○再発リスクの決め方
病理学的な腫瘍の大きさ
グレード(顔つきの悪さ)
リンパ節転移があるか
脈管侵襲があるか
↑の4つから判断
○グレードの付け方
核の大きさや分裂数で判断


他にも、キレイに治すための手術の技法なども。
写真で、お腹の脂肪を持ってくるやり方や背中のお肉、胸のすぐ下のお肉をめくるように入れるやり方とか。写真なので少々グロいですが、きれいな胸にするためにいろんな手術のやり方があるもんだと感心しましたニコニコ
自分に関係のあるところばかりメモしてましたが、私の乳がんがどういう経緯で判断され、今の治療に至っているかよくわかりましたひらめき電球
情報公開してくれる事で、患者は安心につながります。
私の治療は間違っていないんだと確信も持てました。
DVDを無料で貸し出してくれて、しかも一緒に同封された返信用のレターパックに入れて返すだけという、なんとも親切なサービス。
乳がん1年生、少し賢くなりました。
ありがとうございました音譜


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