ありすのブログに
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父の面会に老健へ
行った時の事
おやつの時間で
皆さんがちょうど
フロアにおられ
こんにちは~と挨拶
同じテーブルの
おばあちゃんに
まぁ
いい娘さんやね~と言われ
少しお話をした
お世話になっている老健さんは
二階が認知症の方
三階は認知症ではない方
というように別れている
おばあちゃんがぼそっと
自分ももうすぐ
二階へ行かないとあかんかも
と言われた
この頃
ふと思い出せない事が
増えてきて
仲良しの方が
自分を忘れてしまったように
自分も
娘や孫や
知り合いの人の事を
忘れてしまうと思うと
怖くて…と
わからんようになるなら
ある日突然やと
楽やのに…と
聞いていて
つらかった
でもな
おばあちゃん
私は思うねん
もし
おばあちゃんが
娘さんやお孫さんの事を
忘れてしまって
わからんようになったとしても
娘さんや
お孫さんは
おばあちゃんの事を
忘れへんやん
覚えてるやん
だから
大丈夫やて
私はそう思うねん
なぜ
こんな言葉が
出たのか
自分でもわからない
でも
おばあちゃんは
満面の笑みで
こう言った
あんた…
ええ子やな
そうや
忘れる事より
忘れられる事の方が怖い
そやな
私が忘れても
私の事を覚えてる人がいたら
大丈夫やな
そう
大丈夫
もし
あなたが記憶を無くしても
大切な人が誰か
わからなくなったとしても
あなたの大切な人は
あなたを忘れる事はない
人との出会いは
いつの日も
はじめまして
忘れたなら
はじめましてを
繰り返せばいい
あなたの大切な人は
ちゃんとあなたを
覚えているから
始まったばかりの
介護のことを綴っています

素敵なお顔