雨の日散歩。
レインコートを着て長靴を履いて、雨の日の散歩はまた一味違って新しい発見がいっぱい!
子ども達のために、お父さんやお母さんと選んだ長靴とレインコートを着て嬉しそうに雨の日散歩を楽しんでいます。
さて、子ども達にとってレインコートも長靴も初めての経験です。
「これね、ママに買ってもらったんだよ。」
「わたしのもね、パパとママと選んだんだよ。」
嬉しそうに沢山お話してくれています。
さて、レインコートや長靴に関わらず、新しい物を用意した後どうしていますか?
物を選ぶまでは、親子で「あれがいい、これがいい・・・」と楽しく選んでくださっていると思いますが。。。
そのあと、そのまま園へ持ってきていませんか?
子ども達は、新しい物への嬉しさが大きいぶん、自分で思うように履けなかったり、着ることが出来なかったり、開けられなかったり、しまえなかったり、、、、、大泣きになってしまう子どもも。
思うように出来ない自分に悲しくなったり、怒れてしまいひっくり返ったり、人に八つ当たりして叩いたり、とにかく新しい物が一つ出現しただけでクラス内は大パニックです
そんな中でも平常心でいられる子どもってどんな子?
年齢相応の体の大きさに合っている物を選択し、家で使い方を練習してきている子どもです。
自信をもってスイスイです。
そんな子どもがいる中、出来ない子どもは、おいて行かれるんじゃないか出来ない自分に怒れて怒れて
益々パニック状態で大暴れ
する姿をよく見かけます。
また、子どもが使うには不向きな物を持ってきている子どもは、もっと大変です
とにかく大人にやってもらわなければ出来なかったり、出来たとしても大変時間がかかってしまったり、いつもお友達に遅れを取ってしまう自分にまたまた大泣きです
お母さんお父さんが思っている以上に、子どもはいつまでも小さいわけではなく、思っている以上に成長していますし、お母さんお父さんが思っている以上にまだまだ幼かったりもします。
園でも、年齢や月齢にあった、「こんな物」をご用意くださいと伝えますが、物をそろえる際には年齢や月齢にあった物ということも少し気にしてもらえるといいなと思います。
また、新しい物が登場する際は、必ず家で練習してスムーズにできるかどうかを確かめてみることもお忘れなく。
子ども達が、無理なくスムーズに園で生活をするためにお願いしたいことです。
大人の感覚で、「もったいない」とか「すぐに小さくなってしまうから」という気持ちもわかります。
それでも私たちが年齢相応の物を選択することや、家で練習することを薦めるには、それらが一つ一つ積み重なってその子の自信になり、次もやってみよう!と思う心を育てることにつながるからなのです。