ポタージュはフランス語で、potは鍋のこと。
とろみのあるスープを日本ではポタージュと読んでるみたですね。
良くご存知の「コンソメ」や「ポタージュ」、これらはもちろん「スープ」のなかのひと種類ですが、言葉としてみるとちょっと違ってくるところがあります。ポタージュ(potage)もスープ(soupe,英表記はsoup)もコンソメ(consomme)もフランス語です。フランスの語の鍋(pot)で煮出したものをすべてpotageと呼びます。
Soupeは「浸す」という意味から出た言葉で、もともとは汁にパンを浸していたものを示していたようです。オニオングラタンスープにパンはかかせないし、ブイヤベースに添えられるのもパン、浮き実のクルトンもパンを揚げたもの。スープとパンはもともとから深い関係にあったというわけですね。では、consommeはというと、これは「完成する」という動詞からきたようです。何十種類もの素材を時間をかけて煮込み、あのきれいに澄んだ一杯が生まれる。まさに「完成する」にふさわしいコンソメですね。
日本スープ協会HPより引用