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moko's story

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 「KICHIが俺らと同じプロジェクトから外れるまで、一年ぐらい付き合ってたんだよなー、あの2人。

 どっちからっていうのはしらねーけど、たぶんKICHIからだろうな・・・。でも、本当に付き合ってるかどうか 

 わかんねーほど、仕事上では見せなかったよ。俺たち三人でチームを組むことも多かったから、俺に

 気ぃ使わせねぇようにしてたのかもな・・・。・・・ある時、KUEZIが強化実習と言う名目で地方でのプロジ

 ェクトに推薦されたんだよ。すっげぇ悩んでた。いつ帰ってこられるかわかんねぇからさ・・・。

 見てらんなかったぜ。ZUIが一言『行くな』とか『待ってる』って言えばよかったんだけどな・・・。」

 「・・・それで? ZUIは?」

 「いや。直前まで何も言わなかった。俺も何も口出さなかった。そしたら、KICHIはいなくなってた。

 俺の知らないところで何がおきたらしらねーけど。ZUIはKICHIに何ていったんだろな・・・。」

 「・・・ふ~ん・・・。ねぇ、GUYAってKICHIさんのこと好きだったでしょ~??」

 「え?! あ―! あ―――!! そ・・だよな・・・ふつう、そう感づくよな・・・。でも・・・。

 ZUIは俺の気持ち気づいてたんかな・・。」

 「・・・。」


 

 「KICHI! ・・・待てよ! ・・ちょっ・・待てって言ってんだろ!」

 それでもスタスタ歩くKICHIの腕を引っ張った。

 !?

 「なっ・・何泣いてんだよ・・・。 あ―もぅ! すまなかったよ!」

 泣くこたぁねぇだろ・・。

 「・・・。」

 「何とか言えよ! そっちだってばれなかったらずっと黙ってるつもりだったんだろ?」

 「そんな・・。私がどんな気持ちで戻ってきたか分かる? あの日『お前の好きなようにしろ。

 お前の人生を俺が決めることなんて出来ない。』とか何とか言ってさ、頑張って戻ってこよーとしたのに、

 あのKUEZIとかって人と付き合ってるって・・・。」

 「・・・。お、俺だって待っていたかったよ! ・・だけどな!・・・う~ん・・・。」

 「・・・大丈夫よ。もう、あなたのことなんて、ただの部下としかみてないんだから!」

 「あ・・ちょっ・・」

 KICHIは少し悲しげな笑みを浮かべて行ってしまった。 

 なんなんだよ・・。だったら、なんで泣いてるんだよ! ・・女ってわかんねぇな。

 ふん。今日はもう終わりだし、明日からフリーだ。ほっときゃいいか・・・。




 俺はKICHIの事が気になったが、もう今は何を行ってもしょうがない。

 看護室に戻ろう。

 「あっ!・・・・じゃ、じゃあなKUEZI! ZUIもちゃんと食えよ!

 ? なんなんだ? そんなに急いで。

 「・・・どうだった? KICHIさん・・・。」

 「あ? あぁ。KUEZIが心配することねぇよ。大丈夫。」

 「そう。・・・ねぇ、明日からフリーなんでしょ? 一日ぐらい私のために空けてくれるのよね?」

 「・・・・・・・・当たり前だよ。あさって久しぶりにデートしよう!」

 「・・よかった!! ちゃんと栄養満点のご馳走をつくるわ!」

 「あぁ。たのむよ。」


 ・・・なんなんだ、あの間。何をためらう必要があるんだ?

 おれって一体・・・。今、誰を?

 ちゃんと結婚だって考えてる・・・。ちゃんとな・・。

第三章  不思議な感情


 「・・・そーよ。久しぶりね、GUYAにKICHIって言われるの・・・。」


 うそだろ?? 本部長のRISAじゃねぇのかよ・・・。

 「最初は長い髪を帽子の中に入れてて分からなかったけど、仕草が昔のまんまだぜ!」

 分かるかよ! 気づくか?? もう5年前だぜ?

 「ZUIはまるっきり分からなかったみたいね。」

 「分かるかよ! 態度も化粧も格好も全部昔と違うじゃねーか!!」

 「ZUIったら、そんな言い方ないわ。」

 「・・・KUEZIさんも恋人の体調管理ぐらい気をつけてあげてね。」

 そういうと、本部長・・・KUEZIは出て行ってしまった。

 ・・・まずったか? ・・・怒っちゃったみたいだ。

 「ZUI~!! 何だよ、今の言い方! KICHIが俺たちにいいにくいことぐらい分かるだろ!それに分かっ   てたら、

 俺たちが本部長として接することが出来るか? まったく・・・鈍感な奴だな!」

 ぐっ・・・それもそーだ。本部長がKUEZIってしってたら、やりにくい。

 あーしまったぞ、いつも俺はこうだ。

 「そーよ。ZUIすぐにKUEZIさんに謝るべきだわ! ・・・早く!」

 「・・・分かったよ。」

 そういいながらも俺は焦っていた。

 看護室を出て、走って追いかけた。

 KICHIは6年前一緒にこのプロジェクトに入部して、一年間一緒に育成クラスにいた。何度かチームも組      んだことがあった。それから突然プロジェクトから外れてから5年・・・


 「は――。 それでも元恋人同士かよ・・・」

 「え?!」

 「・・・あ・・・」

 「・・GUYA♥ ちゃんと話してくれるわよねー??」

 「いや・・・。それは・・。――。はぁ―。分かった・・・。」

 ・・・・

 ・・・・・・・・・・れ?

 ここはどこだ?

 

 「・・・ZUI! よかったー!!」

 「KUEZI・・・。 ここは?」

 「えっと、、ここは・・。GUYAに呼ばれて、とにかく急いできたから自分がどこにいるかも全然・・・」

 そうか。KUEZIに心配掛けてばかりだな・・。

 

 「看護室よ。」

 本部長が入ってきた。

 「ここを使ったの『あの日』以来ね。あの頃はここまで成長するとはお互い思ってなかったわね。」

 「あの日?? あーそっか。 最初に遠征をした時にあまりに緊張して寝不足で倒れたんだったっけ?」

 ? でもなんで本部長が知ってるんだ?

 

 「でも、なんで本部長が初遠征の時のことを知ってるんですか?」

 「・・・」

 その時GUYAが走って看護室に入ってきた。

 「っよ! 大丈夫か? ちゃんと食ってないからだぞ!」

 「あはは。そーだな! サンキュー! お前が助けてくれなかったら、俺は今頃宇宙のなかでさまよってたよ。」

 「いーーーってことよ!!・・・・それより、本部長。・・・ちっ。あーーー! 

 やっぱり本部長なんていえないぜ! T.C=KICHI! KICHI(キーチ)なのは知ってんだぞ!」

 「な、何だって?!」

 「?? ねぇ、ZUI。KICHIさんって誰のこと?」


 な・・何言ってんだよGUYA・・・本部長が、KICHIだと?

 は・・・はは・・・・まさか・・。