一回目の手術が終わったらつわりが軽くなりました。

ゴールデンウィークだったので仕事も休みだったし母に来てもらい息子とのんびりとした休みを過ごすことができました。

母は頑張ったねと言って私を抱きしめてくれました。

母の胸でたくさん泣きました。

やっぱり何歳になっても母は母です。

「お母さんにとっての1番は娘であるあなただから」

と言ってくれました。



そしてこの時には悲しい気持ちよりも今後の不安の方が大きかったです。


一週間後にまたラミナリアをしなくてはいけない。

手術が終わってからも検査に行かないといけない。

数値はちゃんと下がってくれるのか?

部分胞状奇胎?

全胞状奇胎?

癌になったらどうしよう。

息子のためにも頑張らなきゃ。

怖い。


いろんな感情が時折やってきて凹みそうになりながらやんちゃな息子の笑顔に救われました。

息子がいてくれてよかった…

ネットで見てて初めての妊娠が胞状奇胎の方もいらっしゃいます。

想像しただけで心が壊れてしまいそうです。


こんな言い方は不謹慎かもしれませんが

私以上に辛い思いをしている人もいる。

私だけが辛いんじゃない。

私が暗い顔をしててどうするんだ。

という気持ちで涙をこらえました。


周りと比べることでもないし

幸せそうに見える人だって傷を持って生きているだろう。

私だって周りからみたら幸せにみえているかもしれない。

わざわざ【私は辛いんです】と言う必要はない。

幸せにみえるって笑顔でいることだと思うから私は笑顔でいたい。

そう思って過ごしていました。

一人の時は泣いてしまうけどぐすん



そして1週間後。

また入院です。

今回は1泊2日でした。

送り迎えは義両親がしてくれました。

本当にありがたいです。


そして前回の病理検査の結果は

やっぱり胞状奇胎でした。

血液検査は手術でHCGが下がってますよとのことでした。



ラミナリア…

痛かったですが過呼吸にはならなかったです。

それでも本当に二度と体験したくない痛みと不快感。


1回目ほどのしんどさはないけどだるくて寝て過ごしました。


翌日手術。

前回と同じ流れです。


こんなんで慣れたくないなぁぼけー


術後もボーッとしながらご飯を食べて

夕方の診察が終わったら退院へ。

診察の時に先生から

「前回でほとんどとれていたので今回は少しだけでした」

と言われました。

そして翌週の診察予約をとって帰宅です。


お義母さんは本当に心配してくれてて

まっすぐ家に送ってくれてそのまま帰られました。



その後も数日仕事は休みました。

心と体の回復期間。

のんびり過ごして

普通が当たり前じゃないことや

妊娠出産は奇跡の連続なこと、

今自分が生きてることも奇跡なんだということ、

いろんな事に感謝をしていました。




その後の血液検査では

本当に順調に数値が下がっていきました。

手術の日のどのタイミングの血液検査かはハッキリ覚えていませんが

一回目の手術の翌日→  56010


2回目の手術の当日→  2665


その1週間後→  327.2


その2週間後→  20.4


その2週間後→  3.8



全胞状奇胎でしたが侵入奇胎になることもなく順調に下がり半年後に妊娠許可がでました。

胞状奇胎になったのは辛かったですが

その後の経過がよかったというのはホッとしました。

生理も2回目の手術のちょうど一ヶ月後に再開しました。



以上が私の初めての胞状奇胎の記録です。

人によっては不快に思う部分もあるかと思いますが

私が胞状奇胎になった時にいろんな人のブログで

いろんな経過をみさせてもらいました。


今胞状奇胎で調べている人に

こういう経過もありますよと

少しでも伝えることができればなと思っています。