「チ。」 | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。




お友達から漫画を借りたんだけど、占星術と天文と自然を愛する者にはたまらない内容だった🤩

神への信仰によって真実から目を逸らす人間の業の深さと、それを克服せんとする知性のせめぎあい。

人間のアツさもさることながら、逆行のメカニズムなど、天動説の時代の基本的な理屈に触れられてて、面白い❗️ 

私自身は数学、物理はそこまで得意ではないので、雰囲気タッチ止まり(笑)なんですが、夫がいっとき、占星術の祖のプトレマイオスが遺した天動説の本を一生懸命読んでいて(筑波大の図書館にあるんですよ…)、私にも知識のカケラを教えてくれました。

数学的には間違いのない、素晴らしく緻密な体系です。が、地動説のほうがシンプルでうんとうつくしいのです。「チ。」の1巻では、その感動が、本当によく表現されていました。

私の使う西洋占星術は、天動説の体系によっています。つまり、地球を真ん中に置いて、他天体の相対的な動きを見るのです。

理科的には否定されていますが、これが数学的に間違っていないのと同様に、主観でしかものを見られない人間の心の世界を見るにあたっては、とても理に叶う視点ではあります。

地球が動いていると知識では知っていても、私たちの目にはどうしても、太陽や月や星が動いているように見えるものね。

「現実は全て自分が作り出している」というのは、引き寄せの法則などの定番のセオリーですが、まあ、これは8割そうだと思います。

(※主観とエゴ、「わたし」という意識にはコントロール不能な運命、カルマもあるから8割、と言っています。ひょっとしたら1割くらいなのかもしれんけど、それは神様しか知らないし、エゴまみれの願望として、8割と言っておきますw)

地球(私)は動いているけど、私たちには、それがほとんどわからない。あたかも、周りが動いているように見える。星の世界は、私たちのそんな主観を本当によく反映しているんですね。

私も同様に、そんな世界観から抜け出せずにおりますが、星(※リアル星ね)を眺めていると、すべてのことは小さいよなあ、と思わせられる瞬間があります。人間の主観が一瞬、姿を消す。

占星術を志すひとは多いけど、同時にリアルの星に興味がある人、というのは案外少なくて、ちょっと寂しいなあと思っているんだけど、どうか、自然、宇宙をこの目で眺めて、そっちに意識を寄せるということも、たまにはしてみてほしいなと思います。エゴの世界からの意識外しになりますから。

ちなみに私のセッションでは、主観や現実を少しずつ動かすコツ、みたいなもののお話をしています。

では、今日も1日がんばりましょう🥰

#チ #西洋占星術 #天動説 #人間の主観