先週、久しぶりにアルスホール
(つくば市の中央図書館がある建物)
に訪れる機会があったので
長らく期限切れだった図書カードを
更新してみました。
駅前にテント出店していた頃は、
よく店の合間にどっさり本を借りて
図書館生活をエンジョイしてたけど
大曽根に店を出してからは、
こちらにくる機会がずいぶん減って
1年すこし前に電子図書の
貸し出しがはじまったと聞いて、
ちょっと気になってたんだよね。
早速、ちょっと読みたくて、
この間本屋さんで見つけ損ねてた
物語を探してみたら、あった❗️❗️🥺
月にまつわる、連作短編。
でも、1編1編の主人公たちが
細い糸で繋がっている。
年末にお友達から内容を紹介されて
なんとなく心に留めていた。
本屋に行くたびに文庫で探していたけれど、
Amazonで今見たら、文庫出てないのね。
だからなかったんだ。
つくば市の電子図書のビュワーソフトは
専用アプリなどではなく、一般ブラウザ。
使い勝手もいいし、どの端末でも読めるし
これは行政にしてはグッジョブなのでは……
図書館に行かなくても、本を物色できるのは
嬉しいなあ。
ただ、どうやってこれが出版社や著者に
還元されるのかは気になる……。
本の話に戻ると
ちょうど子供の看病で1日家にいた日に
2-3時間くらいで一気に読んじゃって
優しく切ないストーリーに
子供の前だけどめっちゃ泣きべそ〜😭
見えない月
見えないけれど、そこにいる、支える
そういうことがテーマだったのかと思う。
月のテーマ性にふさわしい、とても
素敵な話だった。
一編一編の主人公が
ほかの話にもチラッと登場して
本編では書かれなかった角度で、
そのひとの性質が見えるの。
読者は見えない神様になってて
あなたの頑張り、わたしは見てるよ❗️
ってめっちゃ伝えたくなる。
ああ、良い話だったなあ。
もしかしたらさ、自分の頑張りも
そうやって、誰かが見ているのかも
しれないなあ。
私は妄想家なのでね、
そんなふうに考えたくなります😌
青山美智子さんの本は
他にも2冊読んだけれど、
そんな、人間に対する優しさが溢れている。
久しぶりに、この人の文章好きだ…❗️
って思える作家さんに出会えた。
残念ながら、電子図書館には
あと1冊しか彼女の本がなかったのだけど
早速予約したよ👍
(無限に誰でも読めるのではなく、
誰かが借りていたら読めない、という
システムみたい)
人に紹介もしたいし、著者さんへの
感謝の気持ちも込めて、
リアル本も買って、店に置いておこうかな。
すでに読了した2冊は、店に置いてあるので
気になる人はぜひ声かけてください。
お貸しします。