ただいま、Readyforサイトにて、もっくん珈琲の店内外をコミニュニティスペース化するためのクラウドファンディングを実施中です。













こんにちは!
これまで、場についての思いを主に語ってきましたが、肝心のコーヒーについて、書きたいと思います。
当サイトの本文にも記しましたが、私たちが扱うのは、『スペシャルティコーヒー』と呼ばれる、世界に流通するコーヒーのうち上位5%のグレードの、トップクオリティのコーヒー豆です。
ここ20年ほどで、世界のコーヒーはびっくりするくらい進化を遂げていて、品種の違いのみならず、生産国ごとの味の違いはもとより、同じ国のコーヒーの中でも農園や地域でスコアをつけ、そのグレードに応じて買い付けが行われるといった、ワインに近いような世界が出来上がりつつあります。
その中で、量販的なコーヒーとは品質面で一線を画すような「スペシャルティコーヒー」というものも登場してきました。
コーヒーの美味しさというのは、ざっくり言えば、
①豆のもともとの品質 × ②焙煎の技術 × ③淹れ方
・・・というところで出てくるわけですが、この中での『①豆の品質』のウェイトは、一般で考えられているより、かなり大きいなと感じています。
あえて×(かける)の記号で書きましたが、どんなに焙煎が上手でも、淹れるのが上手でも、①のポテンシャルが低いと、どうにも超えられない壁があります。
トップグレードの豆は、コスト(ひいては販売価格)も高いですし、好みや考え方もありますから、一概にこれがいい、ということはできませんが、せっかくならば、可能な限り美味しいコーヒーを追求したいと考え、私たちはスペシャルティコーヒーのみを扱う選択をしました。
ここまでの10年で、お馴染みの自家製ドリンクシロップをはじめ、お菓子やパン、ピッツァなど…実にいろいろなものを作ってきた経験がある私たちですが、ゆるゆる営業している雰囲気のかたわら、実はメニューの開発は、かなりストイックにやってきています。
食べ物が大好きな私、もっくんと、元アスリートで実は物凄く負けず嫌いのよっちゃんが、納得行くまで練り上げて、2人ともからゴーサインが出たもののみを扱っているのです。
これまでの移動販売で、多くのご支持を頂いている理由は、場作りの成果というだけではなく、おそらくそういった品質への信頼もあろうかと思います。
コーヒーの焙煎については、現時点では正直、まだまだ入学したての1年生ということになりますが、今度はそのクオリティ追求の情熱を、こちらに傾けていきたいのです。
負けず嫌いとは言いましても、私たちが闘争心を燃やすのは、他のコーヒー屋さんではなく、あくまで「自分たちの理想像」に対してです。
自分たちすらうならせるようなコーヒーが焼けたら、何よりだなあと思っています。(ちなみによっちゃんは元陸上部。高校の3年間は、全身全霊を込めて自分と戦っていたということです。こういう体験って、その後何をするにしても宝物になりますね)
同業者さんとは、良い意味で切磋琢磨をしながら、つくばのコーヒー文化を盛り上げていけたらと考えています。無論、いまは完全に教わる立場なのですけど。
そういったことで、コーヒーの品質に関しましても、今後ぜひご期待ください。進化したコーヒー、スペシャルティコーヒーの世界を、心を込めてお届けしたく思います。