さっきFBで、イヤイヤ期の乗り越え方みたいな記事があって、いろいろ考えさせられたのでちょっと書いてみる。
イヤイヤ期をさらっと過ぎた子供には共通点があった!【イヤイヤを減らす魔法の育児法】
うちの子供たち、上の龍ちゃんは、この時期に特に苦労したなあという記憶はあまりなくて、でも、とりあえず気に入らないとギャー!!というのはよくありました。
でも大変だったというよりは、「こんなもんだろ」の諦めが強かったかなと思います(笑)
その「あきらめ」が、もしかしたら、上の記事でいう受容の要素にあたったのかもしれません。
いわゆるそういう時期は、1歳半〜2歳くらいがピークかな。その後はだんだん話が若干通じるようになるから、交渉可能部分が増えるにつれ、楽になるばかりでした。(言うこと聞くかは別の話 笑)
今、下のふうちゃんがこの時期に差し掛かって、それなりに大変です。龍ちゃんより気が強い気もしないでもない…(笑)でも、やっぱりこんなものかなと、思うんですよね。
大変と言いながら、育児で苦労しているという認識はまるでないのですけど、その理由のひとつは、子供に求めるもののハードルが低いせいなのかなと思います。
ご飯をこぼされようが、泣き叫ぼうが、生活が滞ろうが、こちらの計画が頓挫しようが
子供のやることなので、仕方ない。こんなもんだ。これがフツー。
前にもどこかで書いたけど、自然災害と同じものと見なしてます。
もちろん、公共の場では自制を必要とされる部分もあるのですが、そもそも無理な状況をなるべく作らないように動く、というのも、お互いに優しい工夫なのかなあと思います。
公共の場(飲食店とか)でコップに手を突っ込んで服やらテーブルやらをビチョビチョにして遊びたがるのを止める→ギャーーー!!!とか、ほんと辛いww
これは家でやられてもヒエーな案件だけど、興味があるんだから仕方ないよなあ。だったら、気兼ねのない家で思う存分暴れてくださって、その後たんたんと災害の片付をしたらいいのと、思うんです。
しかも、そういうカオス時期ってせいぜい半年か1年くらいなもので、3歳くらいになればやらないし、ずっとじゃないのですよね。
そういったわけで今は、楓ちゃんがなかなか大変なこともあり、外食はあんまりしないようしていて、基本内食、忙しい時は中食で楽しんでいます。
今日も忙しいから、うなぎのお弁当買って帰るんだ(笑)(いつもはそんなに贅沢なものは買わないけど、今日は土用の丑の日だから特別)
このあいだ5歳になった龍ちゃんは、一人でお箸を持って普通にご飯を食べるけれど、2歳頃のことを思い出すと、もうそれだけで感動というか、それ以上求めるものなんかないです。
保育園の先生方が伸ばしてくれている面とても大きくて、子供の可能性を信じて伸ばすというのはすごく大事だと思うんだけど、それと同時に、「今のままでも感動的に成長している」っていう感謝も大事。
保育園には、ちょうど緩急で、助けて頂いていると思っています。人の助けを借りるというのは、大事です。ぜんぶ自分たちだけでやろうとするより、子供にとっても色々あるほうが、気が楽だろうなと、思います。
5歳児でもグズグズするときやワガママいうときはもちろんあるけれど、叱るより、遊び感覚で煽るほうがこちら楽しくていいなあと思っています。
片付けをするべき時は
「さあ、1番たくさん片付けられる人は誰だ!? 当然ママが一番なわけだが、フフフ、誰か勝てるかな?」
と煽ると、
「なにぃいいいーー!! りゅのすけが一番だ!!」
とまんまと乗せられてくれます。(最近よく使ってる 笑)
歌とかでの気分転換もイイですね。カエルの歌の替え歌が、今は2人の大ブーム。龍ちゃんはすべての歌詞を「オナラ」という単語のみで歌って大爆笑してたり……(男子にありがちなやつ)
それを見ると、泣いてるふうちゃんもキャッキャと笑い始めます。
まあいずれにしても、コントロールの意図を強くしすぎず、自分もその時間を創造的に、共に過ごす、っていうのが、大事ですね。
そもそもイヤイヤ期っていう言葉は、親の言うことを聞かせる前提が入っている気がして、あまり好きではないです。
親と子供は別の人間なのだから、イヤイヤというか、親の意図外のことをしたがるのは、当然のこと。(実際、自分は親と違う人間だ、という認識を作る過程の、通るべき道なのだそうです。)
幼児期というのは、地球ルール、公共ルールを、長い時間をかけて身につけていく、そういう期間なんだものね。
はじめから大人の望む、大人のゴールを設定して叱るのは、お互いにとって不幸だから、一緒にルールを身につける道を歩みたい。
幼児の時は、私たちも全員、アウトロー、アナーキストだった。言うこと聞かず、大人たちを困らせただろう。
でも、いちおうそれなりに大人になってる。(笑)だから、子供達もきっと大丈夫だよ。
自分を信じて、子供達も信じてあげよう。そんなにカリカリしなくても、大丈夫だから。