リーディングって、カードの意味をすごく的確に知ってるから出来る、わけではない。もちろん、カードの深い理解は必要だけど、それよりは、「相手に何を伝えるか」という前提が大事なように思います。
同じカードが出ても、読み手の人生観や前提によって、紡がれる言葉は結構違ってきて、この「前提」が、リーディングの意識レベルになる。
ひとの生き方の捉え方には、肉体から生じる「わたし」という意識、いわゆるエゴ視点のものと、もっと高次の魂から考えるもの(「創造の光線の下降」と上記の本には書いてありました)、2種類があります。
一般的に「占い」といった時に付き纏う「ラッキー/アンラッキーの、単純な吉凶判断」というイメージは、前者のエゴ視点によるもの。
わたしは主に、後者の、魂視点のリーディングをします。いわゆる単純な吉凶判断はしません。
エゴが低次だから悪いということはないのですが(エゴがないと肉体が持てず、肉体を持つのが生まれてきた意義だから)、エゴに囚われた視点からだと、問題の本質が見えてこず、根本的な解決にはならないように思うからです。
だから、分かりやすさのためにエゴ視点もちょびっと引き合いに出すけれど、深いところでは今の状態はこんな感じで、こんな風にしたら長期的には癒される、というお話を主にします。



この間、お茶会で話していて出てきた話題なんだけど、わたし、前に占い師さんに見てもらった時、「不倫に走りやすい」「人とトラブルを起こしやすい」と言われたことがあります。…なんかいわゆる占いっぽいでしょ(笑)
自分でもその因子があるのは分かるんだけどね(心情的にも、ホロスコープでもw)、ちょっとこの伝え方はないな〜って思ったの

その因子が議論になったのは、主に四柱推命からみたいなのですが、たまたまお茶会メンバーに四柱推命わかる方がいて(私は知識ゼロ)
「私は○○の星?因子?がたくさんあって、不倫しやすいんだって
」とお話ししたところ、

「それはつまりね、『とっても愛が溢れてる人』ってことだよ
」と言われ、ああ、物は言いようだねwと笑いました


単にポジティブにいうことが大事っていう浅い話ではなく、その因子がどういうレベルで人生において展開するか、というのを、もっと包括的にみる必要があるということです。(占い界は伝統的にエゴ視点からの解釈が多いイメージ)
その上で、そのひとが置かれている困難や問題意識に対して、どうアシストできるかが大事であって、そこに吉凶判断やショッキングな言葉はいらないと思うのです。
そこでどういう言葉が出てくるかは、知識・技術というよりは、読み手の器量、優しさによる話なのだと思います。自分の仕様は取り扱い次第であって、魂視点では良い悪いはないので。
いずれにしても、私はそのひとが本来持ってるものを肯定する話をしていきます。
「本来持ってるもの」に合わせて、であって、エゴ視点の現状を肯定することとは必ずしもイコールにならないのですが…ともかく否定したり脅したりがっかりさせるようなことはしません。
タロットカード自体も、怖がる人は多いですが、魂視点から読めば、癒されこそすれ、怖いカードは1枚もありませんので。
私のやってることは、ぶっちゃけタロットと対話を使ったヒーリングなんですよ

「あの人と話すと癒される」
そういうのを目指してます




最近はじめたタロット研究会、お茶会では、今日書いた「魂視点での、人生、生活の捉え方」についてもお話ししています。
潜在意識の話、リーディングの意識の話……基礎講座でも少しお話ししますが、一方的に講義を聞くだけよりは、みんなでそれについてディスカッションする方が、その感覚が入りやすいように思います。
興味がある方、基礎講座を受講中、受講済みの方も、ぜひ足をお運びください
もちろん同業者さんも歓迎、お話を伺えるととっても嬉しいです。

次回日程は
【タロット研究会】
2/8(水) 10:30〜12:00
カード1枚1枚のシンボル研究、リーディング練習など
【獅子座満月のタロットお茶会】
2/10(金) 10:30〜12:00
※満月は翌11日ですが、イベント出張があるため前倒しします
占星術に関するお話、参加者さんへのプチリーディング



場所はお天気に問題がなければいつもの中央公園にて。雨天荒天時は近くの屋内カフェに行きます。
参加予約はSNSやmokkuncafe@gmail.comで承りま〜す
