午前中に唐突に決めた筑波山登山。
いつもは筑波山神社の方から登るところ、今日は初めてつつじヶ丘(ロープウエイ乗り場)の方から登ってみました。
あんまり調べずに行ったら、距離は短めだけど、途中からかなり急な岩場のガチ登山になってびっくり、龍ちゃんよく頑張りました。
そうかなーとは思ったけど、おとといの雪が結構残ってた。赤い紅葉の葉と雪。
地面はベシャベシャだわ滑るわ、なかなか過酷だったけど、すごく綺麗だったな

さっきの写真は女体山頂にて。混みすぎててこの写真を撮るのでやっと。ビビるくらい混んでいた。紅葉シーズンだからかな?
自力で登って見た景色は、格別だったなー。
途中の休憩で、家から持って行ったみかんと、カリントウと、赤ちゃんせんべいを少しずつ食べた。家で点てたコーヒーも、保温ボトルにつめて、美味しさそのまま。
さいご、下りのロープウエイ乗り場で、景色を見ながら、みんなで売店で買ったポッキーを食べながら、またコーヒーを飲んで。
こんな美味しいポッキーとコーヒーがいまだかつてあっただろうか と感動(笑)

家族レジャーには、お金をかけるパターンと、かからないパターンがあるけど、今日は後者のほう。
使ったお金は、ロープウエイの片道分と駐車場代、あとはポッキー、ほんとにそれだけ。
家から車30分でこんな登山ができる場所に住んでいる有り難さ。馴染みの場所なのに、毎度絶景でびっくりする。そのびっくりが、不思議と歳をとるごとに新鮮になっていく。これは子供ができたおかげかな。
あとは、しつこいけど、ポッキー、たった100何十円のポッキー、家族3人(※楓香は赤ちゃんせんべい)で分けて食べるの、なんて楽しいんだろうね

今日はすごく満足度の高いお休みになりました
朝10時まで、テレビ見てだらだらしてたんだけどね(笑)



筑波山のことも書きたかったけど、今日は、この満足感のことを伝えたいなと思いました。
大したことをしなくても、特別なことをしなくても、すごくお金とかかけなくても
日常にはたくさん幸せがあって、それは凄いことなんだぞ、と思うのですね。
(登山は特別なことかもしれないけど、私たちの中では今日はその辺の散歩扱いかな。ガチ登山気味だったのは若干計算外だけど 笑 この自分たちのフットワークの軽さは好き)
幸せを感じる力は、普段の当たり前や普通に、有り難みや新鮮さを見出す力。
それがないとね、どんなに特別なことをしても、特別なところに行っても、感動がうっすいんだよね。
わたし、学生の時はそんな感じで、筑波山登山とかすげーだるかったもん。地質学科の実習で北海道や九州、色んなところに行ったけど、行った時はなーんにも感じなくて、早く帰りたいなー早くおわんないかなーつまんないなー 何かもっと面白いことないかな、とずーっと思っていたのです。
足元の岩にも当時はなんの興味もなくてね(地質学科なのに 笑)、、、でも今日は、上に行くにつれて、登山道の岩がほとんど花崗岩(御影石)であることに気がついて、凄い!きれい!きれい!って登ったの。今更だよ。そんなこと知ってるのに、凄い、って思うんだよ。
研究はもうしなくていいけど(笑)、いまの感性で学生の頃に戻ったら、どんなに幸せだったかなと、よく思いを馳せます。でもそれは、人間として成長した結果でもあるのかもしれません。
わたしは、今自分が持ってるアイテム(自分の経験、スキル、記憶、生活のすべて)の、底知れない価値に気がついた。
ずっと外に価値あるものを探していたけど、なーんだ、内側に全部持ってたじゃん。それに気がついたら、世界がキラキラ輝いて見えてきた。正確には、初めから光っていたのに、私がそれに気がついてなかった。
私が特別なものを持っていたわけではなくて、これは全員が、思い出せばそうなれるものだなと思う。いわゆる、青い鳥の寓話と同じなんですけどね。
今持ってるもので、当たり前のものって一つもないのです。家から持ち物から人間関係、すべて。その有り難みに気がついたら、即、いまこの瞬間に幸せになれる。
今日の結論はそれです

では、おやすみなさい




