きのう、体験中のAmazon Unlimitedにて、凄〜く懐かしい漫画を発見しました。
通称るりプリ(笑)
漫画家、小説家、エッセイストの折原みとさんの作品。
小中学生のとき、この折原みとワールドにものすんごくハマりました。ファンタジーものが多かったんだけど、そこに絡められている恋愛模様がもう胸キュン

一時期、寝ても覚めても折原みと、だったなー。
昨日はそれを思い出しながら、KindleアプリでDLして、夜中に一気読み。恥ずかしながら懐かしくて本当に泣きながら読んでいました

折原みとの描く主人公像って割と一辺倒で、とにかく一途、心が綺麗、たいていドジっ子、キュート系で、なぜかイケメン男子に守られる。少女漫画の王道ですね。今読むと涙っていうよりは鼻水出そうなベタベタの展開なんだけど(笑)
わたくし、主人公のその一途さに惹かれに惹かれて、すごく憧れてたんですよ…。かわいいな、素敵だな、私もこんな風になって、男子に守られたいな…。(あーはずかしいw)
憧れすぎて、どうやらその憧れの性格を模して、ペルソナ(※仮の顔、表面的な性格)まで作ってしまったらしい。
一途にがんばる。一生懸命がんばる。綺麗なこころ。
ところがどっこい
現実はそこまで綺麗じゃありませんでした。
詳細は省きますが、大学に入ったばかりの頃、結構つらめの失恋をしました。(あまり人に話してないので、知ってる人はそんなにいないと思う)
私にとっては、すごく理不尽な体験。あの主人公たちのように、真っ直ぐに、綺麗な体験がしたかったのに、自分の中に黒いものが溢れて、止まらなくなりました。
どうやら私はそこから、本格的に自分を責め始めたらしい。
『私がこんな辛い目にあったのは、私がこのペルソナをかぶりきれなかったから』
『こころが綺麗じゃないから』
『まだまだ頑張りが足りないから』
『あの子たちのように、本当に綺麗な心を持っていれば』
『こんな辛い思いはしなかったはず』
『こんな黒い心は、本当の私じゃない』
女性としての自分の価値も、自分の中で、地に堕ちました。
その後からです。
なんか、人間関係がいろいろおかしくなり始め
些細なやり取りをすごく気にするようになり
バイトでするちょっとしたミスに、あり得ないくらい何日も落ち込むようになり
周りの目や、周りの評価がすごく気になって
なんか毎日がすごく辛い
あれ?私こんな性格だったっけ?
気にしぃなのは、元々多少あった気がするけど、この頃はちょっと病的なくらい、いろいろ気に病んでいました。
新しい彼氏も出来たけど(まだよっちゃんじゃないです、フフフ)、その彼にも、お前は裏表が酷いとか、腹の肉がありえないとか、なんかやたら罵倒されるし、あれれ、なんかおかしいな。
きっと私が至らないからだ。私のこころが綺麗じゃないからだ。裏表がある私なんてサイテー。
その後、結局その彼氏にも酷く傷つけられ(と、当時は認識)、私の内面のバランスはますます悪化。
何もかもが上手くいかない。
人間関係さいあくだし、バイクで事故って肩の骨にヒビ入るし、卒論も就職活動もうまくいかないし、ダイエットもうまくいかない。
きっと私が至らないからだ。私のこころが綺麗じゃないからだ。腹の肉がだぶつくわたし、サイテー。
やさぐれて毎日酒びたり。(おい、綺麗な理想どこいったww) 体重はこのころ70キロ(今より15キロ増)
……………
っていうのが、そうなった理由とともに走馬灯的に頭を駆け抜けて(昨日、漫画を読みながら)
ああああああ
自己否定のネタ元発見したアァアアア

ってなってた。
自己否定があるのは元々わかってたけど、子供のころからの漸進的な積み重ねだと思ってた。それもあるけど、ココで飛躍的に性格や行動パターンが変わった、って昨日ハッキリわかった。
自分の中の黒いものを否定して、自分を綺麗な性格、綺麗なもので塗り固めれば、きっと幸せになれると思ってた。
折原みとは、わたしの中の光、そのものだった。
光でいれば、幸せになれると思ってた。
私が幸せじゃない(辛い思いをした)のは、私が光じゃないからだって、思ってた。
光になるために、すごく躍起になった。
デブが顕著になった4年生くらいから、すごく健康マニアになった。「何かいいもの」を取れば、私は完璧になれる、みたいな感じで。
それで、食べ物の安全性とかにも凄く神経質になった。私には、綺麗なものしか入れちゃいけない。(その反動か?夜中にラーメンとか食いに行ってますます太るっていう謎の悪循環をかかえてたw)
クレカの使い方もおかしくなった。
これを買えば私は完璧になれる。今も思うと買い物依存。給料の半分はクレカの支払いで消えるっていう、おかしな財政事情。それが恥ずかしくて、誰にも言えなかった。
スピリチュアル、ヒーリングにもはまりまくり。これを受ければ、これを買えば、私は光になれる。完璧になれる。幸せになれる。
なんという勘違い





そりゃ何をやっても満たされないわけだ。前提が、「何かしないと私は駄目」「いまのままの私は駄目」なんだから。
あーー
もう、残念すぎるwwww
私自身には何も問題なかったのに
人生の理不尽や辛さをなくしたい、コントロールしたいあまり、すごく間違った方向に頑張ってたのだね。
わたしは、ただ、幸せになりたかったの。
誰かに、守って欲しかった。
気づけばよかった
別にいまどんな状態でも
何が起こっても
すでに私は完璧で
幸せであるってことに。
(家族がいるから幸せなんだよ、とか思わないでね。たぶん、上のことに気がつかなかったら、私は今でも、何を持っていても不幸なままだったよ)
ブラックな自分の居場所をちゃんと認めたところ、夫は優しく、もう、私を傷つけるひとはいません。
私を幸せにしてくれるのは、光だけではなく、光と闇、それが統合した、ありのままのわたし、でした。

今日書いたことは、私の物語。
でも、この、幸せになりたいがための勘違い、というやつで、何かおかしくなってる人は結構いると思うんだな。
ぜひ、参考にして、パズルを解いてみて。
今の人間関係や自分を取り巻く状況は、不幸の原因じゃなくて、すでに自分の中にあるものの結果。
辛いのだとしたら、1個前のブログに書いた通り、自分が自分を傷つけていることの投影なんだよ。

いま、占星術で自分の内面の傷を表す「キローン」という星が、ちょっと特徴的な配置をしてるみたいなのね。(現在の天空図が)
それで、こんなことがムクムク湧いて出てきたのかな(笑)
次の新月は、浄化がお家芸の乙女座での新月(しかも蝕つき)とあって、なんかここ数日、イライラするし、内面が引き出されるような流れになってます。
こんな時期にタロットやらないのはなんとも残念だけど、なんかね、台風でヤル気飛んだみたいな感じで、いまはフワフワしていたくなってしまった(笑)こういう時は、おとなしく自分に従ったほうがいいね

あー 書いたらスッキリした。
寝ます!
