与えて与えて、与えまくる。真の利他 | もっくん珈琲ブログ

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実家に帰省した際に、先日、自分たちが映ったテレビの録画を見せてもらいました。わたし、案外堂々と映っていましたね(笑)

タロットリーディングの収録は、放送で流れた時間の2倍程度やっていましたが、放映された部分は、いちばん私が感激したポイントで、コロッケさんの本質を表す部分だったように思います。

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このカード。

カップ9 Happiness 幸福。

テレビのテロップ向けに作った簡単な説明はこんな感じ↓

カップは「感情(喜び/悲しみ)」「愛」「想像力」などを表すシンボルで、その中でも9番のカードは、すべてが調和し、充足感と喜びで満ちている状態を示します。通称「ウィッシュカード」と呼ばれる大変幸福なカードです。

タロットはその場でのインスピレーションがあってなんぼなので、あの時に伝えたものは、必ずしもこの教科書的な説明にそぐわないこともあります。(振り返ると、カップ10的な要素のことを混ぜて話したような記憶があるんだけど、きっとそれはそれで意味のあることだったと思う)

ともかくこれは、与えて与えて与えまくるカードなのです。人間の幸せ(感)は、ここにあります。


コロッケさんは『僕はいつも自分は2番目で、目の前のひとのことを考えている』というようなことを仰っていたのですが、

このタロットがなくとも、直接お話ししていて、また、収録をあとから客観的に見て、それが伊達ではないことが、しみじみわかりました。

彼は、「ひとに自分がどう思われるか」ということは、おそらくほとんど気にしていません。

収録中に披露してくれた、モッくんや福山雅治のマネ、目の前で見る分には正直あんまり面白くなかったんだけど(笑) でも不思議なもんで、テレビで見ると、あとで思い出し笑いしちゃうくらい面白く仕上がっていて…w

あ、これを計算してやってたんだなあ と思いました。その場で私たちにどう思われるかとか、どうでもいいんですよね(笑)

コロッケさんが言った「自分は2番だ」というのは、きっとそういうこと。どう思われるかではなくて、自分の芸や、提供するもので、何ができるか? を考えているということなのでしょう。

その姿勢に、人間として、とても感銘を受け、考えさせられました。有名なひとと話せたっていうよりは、とても大きなひと(顔じゃないですよ 笑)と接することができて、すごく、素敵な体験をしたなあと思いました。


先日読んだ「幸せになる勇気」にも書いてあったけど、

「人からどう思われるか」って、他人を気にしているようだけど、実はこれって、自分にしか関心がない状態なんですよね。

「私をほめて、認めて☆」

というビームを意識的/無意識的に他人に送って、他人からの承認や愛を要求しているという感じです。

そのビームが出てる人は、表面上は何をしていても、エネルギーをもらおうとしているわけです。その状態では、ひとに与えることはできない。

与えない芸、元気をもらえない芸に、あまり人が寄ってこないのは、自明でしょう。

芸能人なんて、一見、人気商売ですが、「自分がどう思われているか」を気にする人は、案外長続きしないのだと思います。

星

真の意味での利他。それが出来る人は、貰うのとは違う、次のステージに入っていけるんでしょうね。

ただし、利他っていうとよく勘違いされるんだけど、

自分を満たしていない人が利他をやると、こういう状態にはならないんですよ。

与えるから私のこと認めて♡(全然与えてない 笑)

となるか、

自分のエネルギーが空っぽになってボロボロになるか、どちらかです。


見返りを求めちゃいけない、とかじゃないんです。利他って、見返りが必要な状態から脱却したひとの境地なのです。

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カップの始まりのカードのテーマは、自己愛、自己受容。

自分のカップの中が空っぽなひとは、ひとに与えることなど、出来やしない。

カップが満たされていれば、見返りはいらない。与えることで、自己充電される。

まずは「私」を大事にすることです。無理はやめる、愛想笑いなどしない、承認をもらうために媚を売らない、自分を安い環境に置くのは止める。

そうして「私」が満たされたら、今度は「私」から脱却するのです。


「私」から脱却する勇気は、傷つく勇気、傷ついても自分を見失わない勇気。

常に「私」を大事にしながら、脱却する。その先にある世界を、コロッケさんからすこし、垣間見させてもらいました。