子育てに悩まない話 | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

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私は、今のところ、子育てにあまり悩んでいない。いま、龍ちゃんは3歳10カ月です。

妊娠中は、産まれたら、子育てに悩むのだろうな、と思っていた。

お腹にいるときは

「出てきたら大変になるよ」

0歳で産まれてもずっと

「これからもっと大変になるよ…」

1歳過ぎたら

「イヤイヤ期は大変になるよ」

などと、言われ続けたけれど、そこまで大変になることは、なかった。

すごく発達が良かったかというと、まあそんなこともたぶんないし、イヤイヤ期がなかったわけじゃない。

今日だって、言うことはあまり聞かない。(笑)思い通りにいくわけじゃないので、イライラもします。でも悩んではいない。

なぜ悩んでないのか、といったら、それは私が人間的にできてるから、ということは断じてありません。これは謙遜とかじゃなくてマジで。 

考え方のコツだと思っています。


カウンセリング(タロットリーディング)のおしごとでも、子育ての悩みの相談はおおいです。

0歳から中高生まで、いろんなバリエーションがありますが、そこで見つけた1つの共通点は、

◯ ゴール(理想・目標)が高すぎる/「普通はこう」みたいな謎の基準にこだわっている

というものです。

こうなってほしい、ああなってほしい、の、コントロール欲、とも言えるかな。

そのために、親自身が問題を作り出してしまうんですね。


たとえば……

好き嫌いとか。


子供が人参にんじを食べないとする。

食べない、という事実を前にして、

「好き嫌いはよくない。食べさせなければ」

とコントロールを考えると問題が発生します。

それに対して、

「好き嫌いはいいことではないにしても、まあしょうがないかな」

とコントロールを放棄すると、同じ事実を前にしても、問題が発生しません。


この「まあいいかな」力が、子育てに悩まない人の特徴かもしれませんね。いい意味でゴールが低い、ということ(笑)

子供が未就学で、他者との関わりが小さいうちは特に、これだけでずいぶん、世界が違って見えるはずです。

就学後も、「これぐらい出来てほしい」という外側の基準を破棄して、他の子との比較をやめて、その子だけをみれば、問題の大半は消失するはず。


もっと突っ込んだ話をすると、

「問題を作り出す」というのは

「いまの自分ではまだ不足だ」という、親自身の「現在」に対する自己否定感から来ています。

そこに向かって、色々なところから、否定の材料を引っ張ってきています。そう考えると、子育ての事案は、火事(悩み)の原因というよりは、悩みを焚きつけるための枝葉みたいなものです。


ここまで書いた話は、ザックリした話なので、その人によって、問題の構造は多少異なります。

でも、「問題の構造」とは言いましたが、全員共通のゴールは、「実は問題がないことに気がつくこと」です(笑)

コントロールを手放すのが怖いひとほど、だって、こうなんです ああなんです と、外側の世界がいかに大変か、いまの自分(子供)がいかに足りていないかを訴えるのですが…

その問題そのものにフォーカスしていても、あまり本質的な解決にならないのです。

自己否定が根源だからね。


子育てのテクニック(?)的なものを学び、コントロール力を強化することで、悩みを克服しようとする人もいますけど、それドツボにはまるから、ホントやめた方がいいと思う…。

コントロールできない私はダメ親だとか、自分は母性がナイとか言ってみたり、ますます自己否定の材料を自分で作るんです。あんたはどれだけMなのかと(笑)

子供は、そんな親御さんを助けるために、ますますコントロールを外れ、一見「問題」を提起するような状況を引き起こします。(無意識的に、ですけどね)

深いですね。


以上、「子育てに悩まない話」でしたバイバイ