無益さを知ること 〜 わざわざ人の役に立たなくていい | もっくん珈琲ブログ

もっくん珈琲ブログ

もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

{CCDED004-4978-445B-A9B5-0AFCECC064F9:01}
 
トートタロット
ソード7 Futility 無益
 
意味のないこと 無益さを知ること
 
 
『人の役に立ちたい』というのは、人間の自然な欲求かもしれない。
 
でも、自分の無価値感がこの根っこにあると、少し話が違ってくる。
 
自分の価値がわからない、ない気がするから、人の役に立つことで、その無価値感を克服したい、紛らわしたい。
 
役に立つことで、私はここ(パートナーの隣、家族の中、職場、この世)にいていいんだ、と思いたい。
 
……といった具合に、無価値感、自己否定感が根っこにある場合に、『人の役に立つこと』をしようとすると
 
結局、いくら仕事とか、具体的なことをして役に立っても、満たされなくて、ボロボロになるんです。
 
潜在意識の根っこにある
 
『私はここにいる価値がない、生きている価値がない』
 
の思いが収穫されるような現実がどんどん起こってくるし、自分も無意識にそのように事実を解釈します。
 
うまくいかないし、感謝されないし、自分の思い、愛が無駄に流れて、心がからっぽになる…。
 
 
そういうモードにいると、何をしてもしなくても同じです。
 
無駄なんです。無益なんです。頑張っても報われないし、伝わらないんです。
 
なぜなら、自分に愛を送ってないから。
 
お前は何かをしないとここにいる価値がない、って自分に言い続けている。
 
だから、周りの人や状況に同じことを言われるのです。
 
 
やってることの無益さがわかった時の絶望はすごいですよ。でも、それって実は希望なんですよ。もうそれをやめていいんだから。
 
何をしてもしなくても、あなたはもともと価値があるんだから。
 
 
どうやったら、価値があるって思えるんですか。ってよく聞かれる。
 
私も正直わからない(爆)
 
知識とか方法じゃなくて、気づきなんだもん。
 
でもとりあえずこのカードなんかが出たら、それだけ今まで自分を粗末にしていたんだ、って気がつける。自分が泣いていたことに気がつけるんだよ。
 
まず自分の悲しみに気がつくことが、自分を愛する第一段階です。
 
そしたら次は、自分は何をしなくても大丈夫、って仮定して、そう振舞ってみる練習をしたらいいんじゃないかな。
 
(これ、慣れないと結構怖いよ 笑
ついつい人の役に立とうとする習慣を抜かないといけないからウインク)
 
 
ネガティヴなカードは、出てくると一瞬ギョッとします(笑)
 
でも
 
実はとても優しいカードなの。
 
このカードは、無益さという局面を教えてくれることで、心を救ってくれます。
 
人の役に立とうなんて、わざわざ思わなくてもいい。
 
そんなこと忘れるくらい、自然に生きているうちに、いつの間にか、お役に立ちます。
 
きっとそういうものです。