ケーナなどの葦笛で、『コンドルは飛んでいく』など、物悲しい音楽を奏でるイメージのアレなんですが、実際は、歌あり踊りあり、明るい曲も悲しい曲もあり、かなり多様な音楽性を持っています。
で、その中の一部なのですが、搾取の歴史のある中南米という土地柄、労働者の権利をうたったような左巻きな歌もかなり多いのです。
とはいえ基本的にサークル員に思想性は皆無。みんなワイワイ、仲間と音楽が好きで、ゆるーく楽しくやっています。
そんなサークルの課外活動のひとつで、『依頼演奏』というのがあります。
地域の方とか、知り合いとかから頼まれて、サークルの有志を数人集めて人前に演奏に出るのです。
場所は、イベント、レストラン、老人施設や保育園…ほんとに多岐にわたります。物珍しい音色ですから、大抵凄く喜ばれます。幼児は泣きます(笑)
ボランティアのこともあるし、幾ばくか御礼を頂戴することもあるし、ちょっとご飯をごちそうしてくれるとか、そういうこともありました。(私が一番好きだったのはご飯。(笑))
で。
メーデーといえば思い出す、ちょっとほろ苦い思い出がありまして(苦笑)
少し遠くのメーデーイベントに、この依頼演奏でお呼ばれしたことがあります。
曲目は、毎回客層を考えて選んでいくので、その時は4曲くらい、一応そういう系(労働者の権利系)の歌を披露して、みんな凄く喜んでくれました(*^^*)
そこまではよかったんだけど……
なぜか、どうぞどうぞと、そのままメーデーのシュプレヒコールの列に混ぜられて、一緒に練り歩くことになりました。
『労働者の権利をまもれ~~~!!』
うん。メーデーメーデー。仕方ないぞ

『戦争はんたーーい!!!!』
え???∑(゚Д゚)
なんか違うのが混ざってますよwww
たぶんよくあることなのかな(苦笑) 初めて目の当たりにして、結構ビビりました。
呼んでくれた方にはとてもよくして頂いたので、あまり悪くは言えないのですが…不本意なデモに参加してしまい、ちょっと、へこんだ( ̄▽ ̄)
その後は…
『もっくんさん、とりあえず、おいしいものを食べてすべて忘れましょう!!!』
と後輩くんが提案してくれて(笑)
頂いた御礼で資生堂パーラーに行き、でっかいパフェをみんなで食べて帰ってきました

うーん、苦い思い出っていうか、結局最後は楽しかったな(笑)
今も思想は特にないのは同じだけど
まあ、全部自己決定、自己責任の、自営業という生き方を選んでるくらいなので、
個人的には、労働者の権利とかはあんまりピンと来ないかな。嫌だったら別の仕事したらいいかなって(笑)
辛い仕事や理不尽と感じる仕事は沢山あって、私も、学生時代のバイトや、会社人生活の頃は、やらされ感で辛くて堪らない、そういう時期もありました。
でも、仕事や、出会った人や、その他もろもろで、いつしか気が付いたんですよね。
『人のせいにするって、最高につまらないなあ』
上の人とか経営者の人の不備で、働く環境が悪いっていうのは、どうしてもありますよね。
嫌だったら自分で変えればいいって綺麗事言ったって、上がダメだったり、構造的に駄目だったりすると、下が頑張ったところで変わらないものは変わらないしね(苦笑)
まあでも、そんなところでも、居ると決めているのも自分だし、辞めると決めるのも自分だし、いやいや無理だと思うのも、自分が決めてるんですよね。
自営業は、うまくいかないとき辛いです。でもそんな道を選んだのも自分だからしょうがないですね*\(^o^)/*
そう思えるから気楽です(笑)
さあ、ゴールデンウィークも張り切って働こう!
