いのちは奇蹟 | もっくん珈琲ブログ

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もっくん珈琲オーナー、タロット&占星術占い師、三児の母のもっくんの日常、店のお知らせ、考えていること。

先週行った、いのちの出前授業でのこと。

※いのちの出前授業とは、学校にママ&赤ちゃんを連れて行って、
 生徒さんにママの話を聞いてもらったり、赤ちゃんに触れ合ってもらう
 特別授業です。つくば市の子育て支援のNPO法人、
 ままとーんの企画でつくば周辺の各地の小中高校で行っています。


先日も、これから行ってきます~
なんていう記事を書いていましたが
今回は、初の企画スタッフ側としての参加でした。
(去年までは、ゲストスピーカーとして参加していました)

ママさんのお話、生徒さんのフォローをしたり
進行を管理するお仕事で、やる前はかなり緊張したけど
担当したゲストさんが慣れた方だったので
それにも助けられて、なんとか無事に終えました

今回のママさんのお話・・・
とても印象に残って、いろいろ考えさせられたので
ブログでもシェア。


7ヶ月の男の子を連れた元気なママさん。

まずは、生徒の皆さんに1人1人、
赤ちゃんを抱っこしてもらいます。

今回は中学生、多感な時期の生徒さんですが
男の子も女の子も、みんなおっかなびっくり、
ぎこちない手つきで、ちょっと顔をほころばせながら、
ほぼ全員の子が、抱っこしてくれました。

その後は、ママさんのトークタイム。

まず、何枚かの写真を、見せてくれました。


今日連れてきた赤ちゃんの、生まれたての写真。

上のおねえちゃんの、生後すぐの写真。

そして、もう1枚、上の男の子の写真・・・。


目の前の子とそっくりで、皆の顔が和みます。

ママさんが、笑顔をうかべながら、続けました。

『かわいいでしょう? でも、その子は実は、いま
 この世界にはもういません』


生徒さんの表情が、変わりました。


生まれつきの病気があって

それがわかったのは妊娠後期


長くは生きられないかもしれない、

もしかしたら、生まれたら、その時が亡くなる時かもしれない・・・

という思いを抱えながらの出産。


入院生活を経て、8ヶ月までは、頑張ったそうですが

風邪にかかって、体力が回復せず、

そのまま旅立ったそうです・・・。


100人に1人の病気。

意外に多いのだそうです。


だから、もしも将来、皆が授かった子がそうであっても

決して自分を責めないで、

その子が自分のところに宿ってくれた意味を

考えてあげて、受け入れてあげてくださいね・・・。と。


・・・・・・

生徒さんは
少し、うつむきながら、1人1人、
真剣に聞いてくれました。

・・・・・・

赤ちゃんはかわいい。

でも それだけじゃ済まないこともたくさんある。

普通に元気に楽しくママやってるようで

実は、ひそかに胸に痛みを抱えてる人は

たくさんいるんだよね。


世界って、なんて残酷なんだろうか。

なぜ、こんなことが起こるのですか。と

たまに、神にツバをはきかけたくなる。


自分が、お腹の子供を亡くした時も、思ったよ。

震災のときも思ったよ。


私が、人々が、なにをしたというのですか。


でも、受け入れるしかない・・・

世界は残酷だ。でも、そこから学ぶものがあるし

砂の一粒より小さないのちでも、伝えてくれるものがある。


このお話をした、ママさんの気持ち・・・

全部わかる、なんて、おこがましいことは言わないけど
でも、すこし、わかる気がするのです。。。


お空に旅立った我が子は、、、この世界に確かにいて、

「いのちは当たり前ではなく、奇跡なんだ」

ということを教えてくれた。


それを伝えることで、我が子は、

自分の、誰かの心のなかで、生き続ける。


どうか忘れないで、あの子はここにいたんだよ。


私は、ブログでは雄弁だけど、素は口下手なので

その時はろくに何も言えなくて

(ほんと、気が利かない性格で・・・ごめんなさい


でも、わたしは、ママさんの話、忘れないよ。

ずっと覚えてるよ、かわいい笑顔の、あなたの赤ちゃん。


生徒さんには、みんなが生まれたこと、そして
今まで元気にいきてること、それは全部
当たり前のようで、実は奇蹟なんだということ。

だから、どうか自分を大切にしてね、
ということを、伝えました。

なにか、残るといいな


ほんとは、もっといろんなひとにも聞かせたい

この世に生まれたすべての人に。


すべては当たり前じゃない、

いのちは奇蹟なのだということ。


これからも、細々、出来る範囲で
この活動のお手伝いを続けていきたいです

では今日はこのへんで