※誕生死の1年半後にうまれたレインボーベビーの話です。
ご無沙汰しています。
ありがたいことに、天使の妹は
「ずんぐりむっくり、ゆきだるまみたい」
という言葉がぴったりな成長ぶりで10ヶ月を迎えました。

遅くなりましたが2回目の帝王切開についての記録です。
タイトルの個室でよかった理由は後半に。
今回(もう10ヶ月たつのか...)は緊急ではなく予定帝王切開だったので、3週間入院していた病棟から夫と実母と歩いて、同フロアにある手術室へ行きました。
清潔で静かな病棟の窓から外を見ると、秋晴れの心地よい日でした
穏やかな担当医の先生がいつもの上下紺色の服装で登場し
「奥から登場じゃなくて一緒に手術室に入るんですね 笑」
という和やかな雰囲気。
とはいえこのときは、前回の先生方が手術室内で口々に叫ぶ壮絶な帝王切開のイメージしかなかったので少し怯えていました。
1度目の手術時のレポートはこちら。(別ウィンドウで開きます)
https://ameblo.jp/mokkun-2017/entry-12273564497.html
2度目の手術時のレポートは前の記事をどうぞ。
https://ameblo.jp/mokkun-2017/entry-12419394457.html
このようにして、今回は驚くほど終始和やかな雰囲気で行われた手術。
術後、ベッドに戻ってからは、徐々に首から下の麻酔がとれていくもののあまり動けないため、複数の看護師さんが産後の母体の世話をしてくれます。後陣痛が経産婦は辛いと聞いていたけれど、気づいたら4時間経ってベットを起こしてよくなりました。
夜は2時間おきに看護師さんが悪露をチェックしてくれて、心電図はナースステーションでしっかり見ててくれていました。もともと血圧が低いので、さらに下がって上が70を切ったらしく夜中に看護師さんが「気持ち悪くないですか?」と来てくれました。
術後3日くらいで傷のテープが外れ、シャワーもその日から。
前回は5週間で続けていた傷からの血が、なんともう出ていない!!
おそるおそる鏡でみた傷口はぴたっと閉じていました
術後2日で母子同室になり、母乳を娘に飲ませることに必死でバタバタでしたが、娘が泣くことと、温かいことが、泣けるほど嬉しかったです。
それは、泣かない、温かくない、動かない我が子を抱っこしたことがあるから。
授乳室で娘を抱っこして涙ぐんでいましたが、それは産後うつではなく、嬉し涙でした。
管理入院の3週間は大部屋にいたけれど、帝王切開後が辛いのを知っていたので個室を予約しました。
贅沢かなぁと迷ったのだけど、以下の点でよかったです!
個室でよかった理由
1)家族や親戚が複数で来た時に、赤ちゃんを部屋で囲んで写真撮ったり長く話したりできました
大部屋の自分のスペースに入れない人数が来た場合、カフェエリアに移動して会話することになるのだけど、新生児は連れ出せないため。
2)トイレがいつでも遠慮なく使える。管理入院で4人部屋にいたときは廊下の公共トイレまで行っていました。自分しか使わないので悪露の血が付いても体がきつければ掃除しなくてよいのはありがたい。産後はウォシュレットを使うよう指導されるので、外のトイレのウォシュレットを使えないタイプの人には個室をおすすめします。
3)気のせいかもしれませんが、先生や助産師さんが、他の人のことを気にせずに長めに話してくれたりする。へその緒の消毒の仕方を動画で撮らせてくれたりしました。親身になってくれた担当医の先生に、天国にいるお兄ちゃんの写真を見てもらうこともできました。
4)母子同室だったので、自分の子が真夜中に騒いでも気にしなくてよいし、ほかのベビーの泣き声に起こされることがない。日中はお見舞いや食事、診察などで寝れないけど、夜中は赤ちゃんが覚醒していて寝れないので徹夜状態が続き疲れるため、少しでもストレスフリーだと助かります。
個室でしたが都立病院だったので、会計が思ったより安くてびっくりでした。
前回の帝王切開&新生児死亡のときは、私立の病院に42万円の出産育児一時金を差し引いたあと自費で30万円以上払いました。
今回は差額の支払いは数万円でした。
ハイリスク妊娠向けの大病院だったけど、とても穏やかな入院生活と産後入院だった印象があります。
2度目の帝王切開の回復の経過ですが、今回は順調です!
手術時の出血量が1リットル弱、その後、悪露が多いと少し看護士さんがざわつくシーンもありましたが、手術中にあらかじめ貯血していた自分の血を400cc戻してもらったためか、どんどん回復しました。
傷跡に「アトファイン」というテープを退院後から7ヶ月貼った結果、ピンクだった傷跡の線はかなり皮膚の色に溶け込んできました。2度目の帝王切開なので前回の横切りの傷を切り取るかたちで開腹、傷跡の長さは少し延び、15cmくらいです。