九曜社さんプロデュース、上本町シアターOMで公演の
ソワレいこか
を観劇。

大阪のとある喫茶店での3組のカップルと喫茶店好きな男性、そして喫茶店のマスターのお話し。

それぞれのお客さまには、それぞれの生活やその背景があります。
その3組のカップルの、この喫茶店でのそれぞれの対話にスポットをあてて展開していくのですが

これが
一定の時間枠での対話を、3組それぞれがどんな対話をしていたかを描いていくもので

1組目にスポットが当たっている時には、それ以外の2組は無音でのお芝居となる訳です。

2組目も同様にスポットが当たっている時には、1組目のカップルと3組目のカップルは同じ時間枠で行われていた対話の無音でのお芝居になるんです。

で、3組目となります。

つまり同じお芝居を声ありが1回、無音が2回と繰り返しのお芝居になるわけなんです。

スポットライトが当たっているカップルのお芝居の時に無音で合わせていくって大変ですよね。

しかもカップル同士が微妙に絡んでいたりするから、ズレたらお芝居がおかしくなってしまう。

話しが分かって、回数を重ねて観たりすれば、手の動きが違うとかそういうのもあったのかも知れませんが初で見ると

凄いなぁというのと

「ああ、あの時の動きはこんな会話をしていたんだ」などと納得することが多く、

充分に無音での演技も合っていて良かったと思えます。

映画とかでも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ターミネーター」など、前作を別の視点からの見る場面を次作の中に登場させるなどがありましたが
その様な演出をLIVEの舞台で見ることが出来たのは本当に良かった。

繰り返しの舞台自体は
丁度1年前くらいになるのでしょうか
『なにかくりかえしてますか?』

以前のは、状況を変えた場合の結果が変わっていくというような繰り返しだったので
それとは全然違う様な感じです。



そして一人の喫茶店を愛する男が、
この空間で偶然にでも一緒になった人たちには幸せでいて欲しい。こんな感じのことで
マスターも含め、3組のカップルの対話の何気なく感じられていたワードが繋がって
幸せ?になっていくのです。

時間もちょうど1時間くらいで無駄がなく

登場人物の設定も面白く

オチも、ズッコケするような何かホッとするような感じで良かったと思いました。



高畑昇汰・°RUM
玉垣翔太・塩見夏乃音
跳箱バン・桜糀るな
のカップル
喫茶店を愛するサラリーマン?ワタムート
マスター白石朔太朗

京都に本当にある、室内の全体がブルー基調の喫茶店
ソワレ
にも行ってみたくなりますね。