最寄りは谷町6丁目駅。シアターOMという劇場で
九曜社公演の
『なにかくりかえしてますか?』
を観てきました。
SFコメディ。近未来?の話。
外の世界とは完全に隔離された空間の中で実験のため一緒に過ごす7人。
それぞれの名前は、数字の1から7.
繰り返される時間。
繰り返すたび少しずつ変化していく‥、結果は原因によって変化を生じる。
なぜ、繰り返されていくのか?
その謎が解き明かされるとき、衝撃の事実が解き明かされる。
というような感じ。
個性が豊かな役が多かったというのもあるのかもわかりませんが、ひとりひとりが、設定の中でしっかりと描かれていて、だからこそとても観やすい解りやすい作品となっていました。
しかも、その独特な個性が観る人の思いを超えた意外性の部分をみせるということ
主役が、実はこの人だった?というような展開。
涙を流すような場面があることでよりコメディの部分が引き立つ。
モノマネ、趣味の詩の朗読、LIVEならではのアクシデントを含めての笑いも散りばめれて
最後は、希望の光を見つけ出す。というホッコリと出来るところで終わる。
本当に良い作品となっていました。
でも本当は…。
前•中盤ではそれほど目立たない。故に後半に入っての展開でキュン。
とても軽い明るい性格の持ち主。全体を通しての笑いは彼女が主役。が、実はIQはこのメンバーの中では一番高く、
何度目かの繰り返しで、賢いが故の狂気的部分をみせる。
この場面は本当に怖さを感じたし、それ以外のワキとして出ているセリフのないような場面でもしっかりと演技していたし、涙する場面でも彼女の表情だけでも何人かの人は涙したんじゃないかな?
主役ではなくてもとても重要な役でした。
このお話しは、彼女を中心に展開していきます。
セリフも多いし、突然狂ったような演技(動き)をしないといけなかったりと大変。
相手のアドリブに耐え切れず、ソデにはける。そんな後、普通に演技なんて出来ません(笑)
少し気になったのが、小さな事なのでしょうが、暗転になる一瞬、移動しようとする一歩が早く動き、話に入っていた気持ちが冷めてしまうという感じになってしまった。
彼女もスクールアフタースクール出演。
4に憧れを持つ。彼女の場合は、繰り返される事にドンドン4への気持ちが強くなりメンヘラ女子となっていく。
逆に男性陣への態度とのギャップがとても面白かった。
ニ(ニィ)の白石朔太朗さん。ゴの古田幸人さん。
この2人がしっかりと進行的な働きをしていたことで話がまとまっていましたね。
ロクのオオサワシンヤさん。彼もスクールアフタースクール出演。前回は年齢的には少しムリがありましたが(笑)、今回は年齢的にも、このメンバーの安定剤的位置づけで、その落ちついた演技でまとまりを作っていました。
スクールアフタースクールだけでは解らない、九曜社さんの他の作品がどういうのかを見るつもりで今回の作品を観賞させてもらいましたが
わかり易くて面白い。
2月3月はハーフマラソンへの準備・調整のため、舞台観賞は減ってしまうと思いますが
九曜社さんの作品は引き続き観賞するつもりです。