女の子が生まれた時に植える木 | 木が大好き木工職人 星野佳一のブログ

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星野木工所2代目です。地元の富士市の方から信頼される木工所を目指してがんばっています。
日ごろ感じたこと、思ったことなど自由に書いています。

こんにちは、木工職人のよっちんです。

知り合いの方に、木を頂きに行ってきました。
木と言ってもまだ植わっている木なんですけどね。

 どれくらいの長さでしょうか?
地面から枝先までなら12mはあると思うんですが、かなりの大きさです。

 
幹は、腕を回しても届かない位の太さになっています。(いいねー)
庭に植わっているこの木、何かと言いますと

‘‘桐‘‘

なんです。
何でこんな庭にポツンと1本だけあるんだろう?と思ってましたが
昔は、女の子が生まれると桐の木を植えたんですって!
それで、嫁いで行くときに桐の木を切って
家具を作り持たせたとのことです。

思わず「へーーーーー」

と言うことは、この桐の木は娘さんを見ると、30何年なのかもしれません。

だから昔の家には、桐タンスがあるんですね。
(もちろん、全部が庭で育った桐ってわけではないと思いますけど。)

さすがに、そんなこと聞いたら切って貰うにもためらってしまい、手を添えて大事に使わせて頂きますと唱えました。

 

 

 
 2100mmの丸太を3本取り、製材屋さんに引いてもらいました。

 

 
 

 こうやって、乾くまで自然乾燥をさせておきますが、何年かは、ほっておこうと思います。
なかなか、いい桐です。