6月 読んだ本 まとめ | mokkoの現実逃避ブログ

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6月は5冊読みました。
一番印象深かったのは、千早茜さんの「赤い月の香り」
「透明な夜の香り」の続編。初めての続編らしい。
この著者は本当に癖になる。 シットリとした感じが大好きです。
次が城平 京氏の「雨の日も神様と相撲を」
前に読んだ「名探偵に薔薇を」が面白かったのですが、
タイトルのイメージがかけ離れ過ぎている。(〇o〇;)
ふざけたようなタイトルですが、読まされました。
6月はいい読書が出来ましたよ♪

6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1381
ナイス数:75

ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA)ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA)感想
幽明志怪シリーズやたまさか人形堂シリーズ等で 幻想系の作家さんのイメージだったのですが これは普通に引きこもり達に才能を見出した カウンセラーJJが、4名を連携させて ハッタリ同然のプロジェクトを始動させる。 疑心暗鬼に囚われたり、偶然巻き込まれたり 予想外の影響が出たりとハラハラするものの その過程で見えて来るものもあって やはり津原作品は面白い。 でも、やっぱり幻想系が一番好きです。
読了日:06月29日 著者:津原 泰水
赤い月の香り赤い月の香り感想
『透明な夜の香り』の続編。 他人の嘘やら策略やらのニオイがわかるとしても 朔は、自分の放つニオイにも敏感なのかなぁ? もしもの時の準備・・・そういえば、考えもしなかった。 そんな不安もあるのか。 朔が満をバイトとして雇った本当の理由もわかる。 何をするにも淡々と行動するのがいい。 新城の胡散臭くて、直球な物言いやら行動とか 源さんの健全な頑固おやじ的なところもいい。 っていうか、源さん、よかったね♪ 満も色んな意味でよかったねぇ 静かでシットリとした空気感は大好きです。 落ち着いた時間が過ごせました。
読了日:06月20日 著者:千早 茜
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)感想
二度目ましての作家さん。 『名探偵に薔薇を』が面白かったのですが、 同じ著者なのに、タイトルのイメージが かけ離れている。(〇o〇;) 両親を事故で失った文季が叔父の住む村に引き取られた。 その村では、カエルが相撲をとり、神様扱いされていた。 普通はこの時点でダメなんですけど、読まされました。 小柄で華奢な文季と、カエルに仕える大柄で怪力の少女。 祭りに奉納する為の相撲と外から来た赤い奴。 そして、村境では、死体遺棄事件が? いやぁ~楽しく読まされました。
読了日:06月14日 著者:城平 京
桜大の不思議の森 (徳間書店)桜大の不思議の森 (徳間書店)感想
黒沼村という人と不思議が同居する場所で 桜大(おうた)が不思議と禁忌の場所を体で覚え 成長していく不思議で温かいお話。 ただ不思議とか怖いのではなく、自然や神に対し 畏怖の念を抱くという根本的な事を子供を通して 伝えている。 現代版の遠野物語とでも言ったらいいのか・・・ 不思議で怖くて温かくて・・・ 田舎での不思議体験を思い出しました。 忘れてはいけない大切な思いが詰まってます。
読了日:06月07日 著者:香月日輪
雨宮兄弟の骨董事件簿 (角川文庫)雨宮兄弟の骨董事件簿 (角川文庫)感想
両親は海外に骨董品を探しに行っていて 留守を兄弟で守っているという設定。 メインで店舗に出て、出張に行くのも兄の陽人。 弟の海星は、体が極端に弱いので基本は家の中。 その面倒を見る羽目になっているのが刑事の匡士。 都合よく、いい関係です(^◇^;) これはシリーズになりそうな感じですね。 「女神のカメオ」「シルバーボックス」 「ビスクドール」「チェスト・オン・スタンド」
読了日:06月02日 著者:高里 椎奈

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