12月は5冊読みました。
珍しく全て当たりです。
好きなシリーズと蜜蜂と遠雷のスピンオフ短編に
以前読んだ本の面白かったので、手に取った本
楽しく締めくくる事が出来ました。
2023年も、楽しめるホントの出会いがありますように。
12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1520
ナイス数:91ネガレアリテの悪魔 黎明の夜想曲 (角川文庫)の感想
シリーズ第2弾。 絵画の贋作から始まる怪異の話に楽器が仲間入り。 怒れる名器と成りはてたが、画策したモノがいた。 新しいキャラの登場です。 消えたブラウンに代わって、アガッツイとアレクセイが! そしてエディスに結婚を申し込んだヘイズですね。 話の背景が広がって、アダムの子孫とカインの末裔と 吸血鬼ですよ。鬼憑き十兵衛と背景が重なってる? 悪そうな奴らが出て来て、お約束でお姫様が攫われる! 怒涛の展開が待っているのだけれど、この著者の世界観が すご過ぎます。 これ、もしかしたら続くのかなぁ?
読了日:12月28日 著者:大塚 已愛ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲 (角川文庫)の感想
二度目ましての作家さん。 舞台は19世紀末。ヴィクトリア朝時代のロンドン。 シャーロック・ホームズや黒執事などの作品の舞台。 ネガレアリテとは、贋作の絵が己を恥じ、陰画(ネガ)が 可視化され、世界が反転して現実(レアリテ)になる世界。 ネガに対して、元の光の世界がポジ。 ネガの世界に異形が現れ、サミュエルとエディスが戦う? 中野 京子さんの怖い絵シリーズを読んでて良かったぁ 絵画がたくさん出て来ます。 そして、読み終わるとサブタイトルに納得できます。 その秘密が明かされるのを期待して続きを読みます。
読了日:12月21日 著者:大塚 已愛営繕かるかや怪異譚 その参の感想
シリーズ第3弾。 「待ち伏せの岩」「火焔」「歪む家」「誰が袖」 「骸の浜」「茨姫」の6編を収録。 怪現象→除霊!という方法ではなく、昔からある古い建物や 物や道具に染み込んで、表に出てきてしまう「怪異」と うまく折り合いをつけて営繕する。 「怪異」という「オモイ」に対してまで心を尽くして、 対応策を考えるというやり方が、優しくてステキです。 だから、怖いのに、読み終わった後に強張った体ごと 浄化されたような、それこそ修繕された心地になります。 別の意味で、このシリーズも好きです♪
読了日:12月12日 著者:小野 不由美祝祭と予感 (幻冬舎文庫)の感想
蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集というか、 登場人物達によるカーテンコールのような作品。 文庫版あとがきの後に「響きと灯り」という横書きの エッセイがあります。これは後ろから読みます。 蜜蜂と遠雷を読んで、虚脱状態になりながらも その後がちょっと気になっている心の隙間を 埋めてくれるお話。 大満足ですよぉ~ やっぱり風間塵の無邪気さが大好きだぁ~
読了日:12月06日 著者:恩田 陸准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの (角川文庫)の感想
シリーズ第7弾。 「違う世界へ行く方法」「沼のヌシ」「人魚の肉」の 3編を収録。 高槻彰という人は、怪異の可能性を示唆されたら、 とりあえず確かめに行かずにはいられない困った人なのだ。 「違う世界・・・」と「人魚の肉」が面白かったぁ 後半の怒涛の展開が最高です。 遠山と沙絵と夏樹は、固定キャラ決定ですか? ドッキドキのワックワクでした。 次巻はもう少ししてからまとめ読みをしましょ。
読了日:12月02日 著者:澤村 御影
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