3月は3冊読みました。
しかも、怖い絵シリーズ3作品♪
3作とも面白かったと言いますか、怖かったです。
怖く見える絵の話ではなく、何をもって 怖いと感じるかを
納得させられました。
絵が怖いというよりも、中野さんの解説が怖いのです。
色んな事を知ることが恐ろしいのです。
絵画展では、是非とも中野さんの解説を聞きながら 絵を観て回りたいです。
3月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:784
ナイス数:41怖い絵 死と乙女篇 (角川文庫)の感想
出版順 3作目 表紙絵の「皇女ソフィア」に恐ろしさを感じて その背景を知って、その表情の意味を知る。 他の作品も、その背景を知って恐ろしさの意味を知る。 毎回思うのですが、絵画の背景を知ることによって 人間の残酷さ、愚かさ、おぞましさに震えがきます。 絵が怖いというよりも、中野さんの解説が怖いのです。 色んな事を知ることが恐ろしいのです。 絵画展では、是非とも中野さんの解説を聞きながら 絵を観て回りたいです。
読了日:03月24日 著者:中野 京子怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)の感想
シリーズ2作目 表紙絵は衝撃的な「レディ・ジェーン・グレイの処刑」 彼女を含む時代背景も恐ろしいけれど、表紙絵の右横に 隠れているけど、斧を持った男がいる。 ギロチンが出来る前だからね・・・斧で斬首すると・・・ 一流の人間は、超一流の人間に潰される。 レオナルド・ダ・ヴィンチの才能に驚いた師は 絵筆を折ったというのは、そう言う事か・・・ 他にも、香水のそもそもの使い方とか、色んな蘊蓄やら 小ネタも満載で、怖い絵展を観てない事が今更ながら悔やまれます
読了日:03月14日 著者:中野 京子怖い絵 (角川文庫)の感想
初めましての作家さん。 読んでいて怖い絵って何だ?と 疑問に思うところから始まって、表紙絵は確かに怖い(^◇^;) ただ、怖く見える絵の話ではなく、何をもって 怖いと感じるかを納得させられました。 有名な絵でも、見逃している部分が多々あって 目からウロコ状態 泣きそうになったのは、まさかのフランダースの犬の 最終回シーンが出てきた。 「ああ、神さま、もうぼくは死んでもいい」 それほどの深い満足を与える絵画があった。 背景を知るとより恐ろしくなる西洋絵画。 確かに怖い絵でした。
読了日:03月04日 著者:中野 京子
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