2月読書のまとめ | mokkoの現実逃避ブログ

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2月は全てが当たりでした。

折れた竜骨は、米澤氏の作品では、日常の謎系のシリーズしか
読んだことがなかったけど、魔術ありのファンタジーの世界で
立派にミステリが成立してるのが面白かった。

パンドラの鳥籠は、追いかけている毒草師シリーズで
今作は、今までとはちょっと違って浦島太郎の蘊蓄が
物凄く面白かった。

おとぎのかけらは、初めましての作家さんながら、
本当は怖い西洋童話の有名作品を日本版に置き換えて
その感性に感動しました。
これは別の作品も読んでみようという気にさせられました。

羆嵐は、日本史上最大規模の獣害事件のドキュメンタリー。
実話だけあって、その迫力と恐怖は半端なかったです。
期待させられて、諦めて、また期待させられて
やっぱりダメなのかと弱気になる。
開拓者の苦労と苦悩がリアルでした。

ってことで、1番を絞れませんでした(^◇^;)

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1386ページ
ナイス数:44ナイス

羆嵐 (新潮文庫)羆嵐 (新潮文庫)
読了日:2月29日 著者:吉村昭
おとぎのかけら 新釈西洋童話集おとぎのかけら 新釈西洋童話集
読了日:2月24日 著者:千早茜
パンドラの鳥籠: 毒草師 (新潮文庫)パンドラの鳥籠: 毒草師 (新潮文庫)
読了日:2月19日 著者:高田崇史
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)折れた竜骨 下 (創元推理文庫)感想
呪われたデーン人との戦いは、すっごくドキドキしたし 傭兵と雇い主との難しい関係もリアルだったし 時期領主でアミーナの兄、アダムの腑抜けなくせに 姑息なところには怒りさえ感じたし、色んな感情を 総動員して楽しめました。 なにより、ファルクと二コラの関係が、薬屋探偵を連想しちゃって 思いっきり和ませていただきました。 だって少年二コラは赤毛で、まるでリベザルみたいで ファルクのことを師匠って呼んでるし・・・ 小さな騎士にやられっぱなしでした。
読了日:2月15日 著者:米澤穂信
折れた竜骨 上 (創元推理文庫)折れた竜骨 上 (創元推理文庫)感想
首を切り落とさないと倒せないという「呪われたデーン人」の 襲来が近い中、ファルクと二コラはアミーナと共に 暗殺騎士の魔術によって、暗殺者「走狗(ミニオン)」にされた 無自覚の犯人を探すために奔走するのだが・・・ 魔術ありでも、立派にミステリしてました。 理詰めで、立塞がる謎を崩していくのって 本来は苦手なんだけど、背景がしっかりしてるから 苦手意識を感じるどころではなかった。
読了日:2月12日 著者:米澤穂信

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