11月は6冊読めました。
まぁ~薄い本だったから当然か(^◇^;)
お気に入りは四季シリーズの冬
S&MシリーズとVシリーズの隙間を埋める
四季をメインにしたお話しなんだけど
二つのシリーズの繋がりより何より
冬で明らかになったミチルとウォーカロン
内容を読んで、アッチのシリーズにも
繋がってたのかぁ~っていうのがうれしくて
そっちの続きを読みたくなりました。
たぶん森氏の作品で一番好きかもしれない(^◇^;)
そして、お近くの奇譚
怪異譚ではあるけれど、ホラー寄りではない。
カタリベと現代の民話(都市伝説)
現在のカタリベは電話で話を集めて電話で話を広める
けれど、カタリベの話は現実になる
怪異に巻き込まれたら、カタリベに話を作り変えてもらう
そのためには、その噂話が偽物(誰かが作った話)だという
根拠をカタリベに納得してもらわないといけない。
この話の持っていきかたと、分析の仕方が面白い。
そして秋の牢獄 恒川氏は外せないですね
時々、無性に欲しくなる。
この人の本は外したことないです。
あまり読んでないけど(^◇^;)
11月は、ちょっとホラーテイストが多かったかな?
12月はどんな本が読めるかなぁ~
2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1699ページ
ナイス数:26ナイス
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)の感想
短編集です。 「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」 3篇それぞれの牢獄に囚われた主人公が牢獄の中で何を考え 行動して、結果どうなったかというお話なのですが、 ある日突然訪れる怪異。その世界観が好き。 ありそうでなかった3篇のファンタジックでダークなお話し。 やはり恒川作品は定期的に補充したくなります。
読了日:11月25日 著者:恒川光太郎
玩具修理者の感想
初めましての作家さんです。 表題作は、何でも直す修理者である。 これが玩具単品だけならいい。この玩具修理者は、まとめて直す。 その過程がホラーなのですよ。 なんの脈略もなく、男女の会話から始まり、 予想外の結末。これがデビュー作だなんて! 「酔歩する男」 読み始めは小難しい単語とか出てきて意味不明だったけど、 全体像が見えてくると、精神的にこれほど恐ろしいことはない。 目覚めた世界が、過去なのか未来なのかわからず 死ぬこともできず、現在に戻れない恐怖。 そして、最後の1行で・・・こういうのが一番怖い。
読了日:11月21日 著者:小林泰三
お近くの奇譚 ~カタリベと、現代民話と謎解き茶話会~ (メディアワークス文庫)の感想
初めましての作家さん。 カタリベは黒電話を使って町の噂話を集め、また噂話を広げる。 ただ、カタリベの語る都市伝説は、やがて現実になる。 怪異に巻き込まれたら、噂話を語り替えてもらえばいいのだが その都市伝説が本物の怪異から生まれたものか、偽物(作り話)かを カタリベに説明し納得させないといけない。 鑑定人のハルは、噂話の真偽を見定められるのか? 現代民話(都市伝説)に現代のカタリベ。 こういう話は大好きです。 続編を激しく希望します!
読了日:11月19日 著者:地図十行路
一角獣の殺人 (創元推理文庫)の感想
初めましての作家さん。 密室の話かと思ったら、ヘンリー・メリヴェール卿ものの 長編4作目で、密室は出てきません。 島の城に偶然?集まった客の中に、怪盗フラマンドと 主任警部ガスケが紛れ込んでいるらしい。 そこで起こった殺人。 衆人環視の下での殺人なのに被害者に近づいた者も 凶器さえも見つからない、正に不可能犯罪。 現場の再現から何度も同じ場面の話。 そこから矛盾点を探そうとしてるはずなのに 話が進めば進むほどわけわからん。 種明かしされても、o(゜◇゜o)ホエ?って感じでした。 苦手なタイプの話で辛かった
読了日:11月14日 著者:カーター・ディクスン
四季 冬 (講談社文庫)の感想
四季が結構好きだから、かなり楽しみにしていた4部作。 とりあえずはS&MとVシリーズの隙間を埋めるような物語でした。 色んなところで、そういうことかぁ~と頷いたり そういうことになってたのかぁ~と驚いてみたり。 期待が大きすぎたもんだから、サクっと読めてしまえたのが ちょっと残念。 一番興奮したのが「冬」! そもそもS&Mにミチルという名前が出てきた時点で まさかとは思いながらも、心のどこかで期待していた。 そしてウォーカロン。これって、もしかして・・・ そして、やっぱり!あのシリーズも繋がってたのね
読了日:11月7日 著者:森博嗣
四季 秋 (講談社文庫)
読了日:11月5日 著者:森博嗣
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