3月に読んだ本 | mokkoの現実逃避ブログ

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2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2571ページ
ナイス数:69ナイス

ろくヱもん: 大江戸もののけ拝み屋控 (徳間文庫)ろくヱもん: 大江戸もののけ拝み屋控 (徳間文庫)感想
ろくヱもんは妖怪・魔物・崇り神まで何でも祓う凄腕の祓い屋 魔天屋敷を行き場のなくなった妖怪達とシェアしている。 なんてイマドキな暮らし方なんだぁ~ ご飯を作ってくれる妖怪がいるなんて、妖怪アパートみたいだ。 そして、夢のお告げで出かけて行った先で、娘の守護神だった 猫神をひっぺがしてしまったことで、妖怪退治をする事になるのだが ともかく猫神の「ちま又」が可愛い。 手乗り猫を懐で飼ってみたいわぁ~(^◇^;) 軽くて読みやすいので気分転換にいいかも。
読了日:3月30日 著者:朝松健
雀蜂 (角川ホラー文庫)雀蜂 (角川ホラー文庫)感想
初めましての作家さんです。 イメージ的にホラー作家と思っていたんですが どうやら本作は違うらしい。 でも、ある意味ホラーだよね?パニックサスペンス的な。 目覚めたら、いきなり雀蜂が飛んできて、 一度刺されてるから、二度目は死を連想するでしょ。 吹雪の山荘。通信手段は無し。 機器はあるけど、使えない。そこには作意がみてとれる。 生きるために、雀蜂との攻防が始まる。 しかし・・・最後のどんでん返し。 やられましたぁ~。
読了日:3月26日 著者:貴志祐介
ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)感想
夢枕獏さんの陰陽師のように、妖しくてシットリした雰囲気で、 安倍晴明と源博雅好のコンビもいいけれど 中流貴族で12人の異母姉がいる宗孝と、 近衛府中将という宮中でも花形の職務にあって 繊細で中性的な容貌の上流貴族の御曹司:宣能のコンビもいい。 安心して読める平安貴族のなんちゃってホラー ほのぼの日常連作短編って感じですかね?
読了日:3月24日 著者:瀬川貴次
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
シリーズ第2弾。 最初と変わらず良く言えば、ファンタジック。 悪く言えば都合良過ぎ。 その都合良過ぎ度が加速したような 不思議度も更にアップしたような気が・・・ それでも幼すぎて覚えていなくて、捻じ曲がった記憶や すれ違ったままの想い、言えなかった想いが 相手に届いたら・・・ 勘違いも含めて様々な本当の事が記憶と共に 修復されるなら、そこから新しい時が刻まれる。 という事を前提に読めば優しい気持ちにもなれるでしょう。 たぶん・・・
読了日:3月19日 著者:谷瑞恵
思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
仕事にも恋にも、疲れ果てた明里は、子供の頃、 少しだけ過ごした商店街に戻るのだが そこで奇妙なプレートが目に入る。 【おもいでの時 修理します】 過去に傷を負った人たちの思いが 時計屋さんによって【修理】されていく。 良く言えば、ファンタジック。悪く言えば都合良過ぎ。 でもいいんです。 不思議な出来事と、明里と秀司の進展具合も楽しみな 優しい連作短編集。
読了日:3月16日 著者:谷瑞恵
封印再度 (講談社文庫)封印再度 (講談社文庫)感想
S&Mシリーズ第5弾。 推理が出来ないだけでなく、パズルも苦手です。 だから今回は早々に推理することを諦めました。 相変わらずどこにでも首を突っ込もうとする萌絵。 50年前の不可解な死すらも、事件にしようと やっきとなってるのが不愉快でしたが、 それ以上に腹立ちましたよ。 壺と鍵の事とか、死の真相については納得したし、 そういう終わり方も有りだと思ったけど、 萌絵はイカン!腹が立ちすぎて、続きを読む気力が失せてきた・・・
読了日:3月11日 著者:森博嗣
詩的私的ジャック (講談社文庫)詩的私的ジャック (講談社文庫)感想
S&Mシリーズ第4弾。 相変わらずトリックなんてわかるはずもなく 物語を追いかけるしかなかったんだけど 今回はタイトル通り、詩的な部分がとってもステキ。 ワクワクする台詞も結構あって、そういう表現が楽しかった。 今回もサスペンス的な流れがあって、ドキドキするんだけど ストーリーに漂う雰囲気が、なんとなく好きです。 でも、結末がなんというか、やっぱり猟奇的な事をする人の 心というか行動って理解不能だわ・・・ 萌絵と犀川先生は・・・もう好きにしてよ(-。-;)
読了日:3月3日 著者:森博嗣

読書メーター

3月は割と当たりでした。
雰囲気的に好きなのは詩的私的ジャック。
萌絵が気に入らなかったけど(^◇^;)

思い出のとき・・・は都合良過ぎだけど
優しい話に癒されました

ばけもの好む中将は背景の雅な世界が
たまりません。
宣能と宗孝のコンビも楽しかった。

やはり一番面白かったのは「雀蜂」かなぁ~
蜂だけで、あんだけ引っ張れるってのも凄いし
最後のどんでん返しにはやられました。