かぐや姫の物語 | mokkoの現実逃避ブログ

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監督:高畑勲
脚本:高畑勲、坂口理子
原案:高畑勲
製作:西村義明
出演者:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子
音楽:久石譲
主題歌:二階堂和美「いのちの記憶」
編集:小島俊彦
制作会社:スタジオジブリ

罪と罰というテーマには疑問を感じてしまったが
幼いころに野山を駆け回り、子供達と遊び
野の草花や虫や獣に囲まれているのが「生活」だった。
体と心で生きていると感じていた。

それは突然都に連れて行かれ、一般的には
豊かで羨ましいであろう生活に縛られてから
初めて気付いた事でもあった。

体裁をつくろい、美しいという噂だけで
飾り物の1つと同じように扱おうとする高貴な殿方
そこには想いも誠意も感じられなかった。
幼いころに頼もしかった、すてまる兄ちゃんと
比較したくなる気持ちもわかるような気がする。

竹取物語に、すてまる兄ちゃんとのことを
織り交ぜたことで、かぐや姫の悲しみや苦悩など
さまざまな感情と、生きている実感というものを
より強く意識して観ることができたような気がします。

やはりジブリ作品は、観方によって感じ方が違うし
何かしら考えさせられますね。