会社員の桐がお札を盗んで以来、転落死、
死体のまわりに白薔薇が撒かれた殺人、
死体消失、と同僚が次々と不可解な殺人事件に
巻き込まれていく。
背後に見えるは妖(あやかし)の存在か?
妖怪雑事相談を請け負うリベザルはお札の謎を追うが
彼にも魔の手が迫る。
そして深山木薬店史上最悪の事件発生へ!
“薬屋探偵”新シリーズ<薬屋探偵怪奇譚>誕生。
■担当者より
お待たせしました、ついに新シリーズ誕生です!
師匠と別れて7年。
あの可愛かったリベザルはどう成長し、
事件をどう解決したのでしょうか?
タイトルに色がついていないということは・・・
更に、1章では1巻が0巻という位置づけだった訳で・・・
それでもいいんです!!
リベザルが心配だったんです。
師匠と別れてから7年も経っていたんですねぇ~
誰の手も借りず、一人で立つためにリベザルは自分にルールを課した。
感情の起伏を封じ、表情が崩れないようひたすら黙し
あらゆる相手と距離を置き、他人に期待するのを止めた。
その結果「ガキのクセに年中テンション低くて、
万年仏頂面して気味悪いったらない」と言われてました。
2/3くらいは、もう胸が痛くて痛くて。
更に、気になっていたあの刑事さん。再登場です。
更に、あの子も、あんなところにいたなんてぇ~
そういえば、ここから全てが始まったと言ってもいいですもんねぇ~
やっと(。・▽・。) ホッとできました♪
表紙絵でりべが見上げている影の主は
折り返しにいますよぉ~
これより先はネタバレです・・・
読んでない人は注意です!!
(ω・ミэ )Э☆*(ω・ミэ )Э☆*(ω・ミэ )Э☆*(ω・ミэ )Э☆*(ω・ミэ )Э☆*
師匠と別れて7年。
7年もりべは独りで頑張ってきたのか!
それを考えただけでも泣けてくる。
超人見知りで、それでも素直で明るいリベザル。
今までは秋や座木に守られて、それを自覚してるからこそ
必死で前に進もうとしてる姿が健気で目が離せなかったけど
今度は隠れる背中がない上に、優しく教えてくれる人もいない。
一人で立たなければならない。
そんな状況下で自分にルールーを課した結果が
笑わない泣かない期待しない・・・
クールに毅然と人間と話してるのが、これまた痛くて・・・
所々でやはり抜けてる部分が出てきて、クスっとしたけど・・・
所々に出てくる回想シーンが痛くて痛くて・・・
更に戻るべき場所までがなくなって・・・
「・・・過去はなくなりません」
「逃げても、忘れても、過ぎたことは変わらない。
変わらないのに、忘れたいと思われた方はどうすればいいんですか」
これは自分に対しても言ってるんだよね。
もう涙ボロボロ・・・
そしてページを捲った途端に目に飛び込んできた
パチン!
この瞬間をどんなに待ち望んだ事か!!
ピザ屋ですよ!ピザ屋!!この状況下でピザ屋ですよ。
ピザ屋=バイト・・・友達・・・
これで連想できるのは独りしかいませんねぇ~
これはもうお約束でしょう。
やっぱり01ってば、秋が帰国した時は酷い目にあうのねぇ~
僕の居る場所が僕の居場所(みせ)だ
太陽系の果てに飛ばされても薬は調合できる。
そうでした。
秋ってばそんな人でしたぁ~
今更ながらわかっていませんでしたぁ~
リベザルと一緒に頭下げます。
新シリーズスタート・・・
なるほど確かに新シリーズにふさわしい幕開けです。
高里先生!!今更ながら大好きです!!
気になるのは、いったい座木は何をしでかして
おしおき食らったんでしょう(^◇^;)
サトルの最後を秋は知っていたのでしょうか?
そしてシン(秋)と一緒にいた4人はどうなったのかな・・・
夏林も気になるけど、一番気になるのは風冬だったりして・・・
なんだかんだ言っても、シンが全てだったから・・・
グっときたセリフ・・・
過去は変わらない。でも、今は過去ではありません。
失敗した自覚があるのなら、忘れて活かさない方が冒涜です。