朝の電車で、斜め後ろに立った女の人がいきなり「バッカじゃないの」と囁いた。
囁き声というものは、意外と耳によく届く。
ヘ?誰のこと?私?
しかし、女の人は口を閉ざし、電車のきしむ音だけが響く
そして、また「バッカじゃないの」・・・
何?やっぱり私?
でも、何もしてないぞ。
思わず、スカートのファスナー確認したりなんかして・・・
でも、ファスナーは開いてなかった。
振り向くにも、近すぎて振り返れない。
うーじれったい。何なんだ!
独り言か???
きっと、彼女の周りにいた人は、みんな同じ事を思っていたと思う。
自分のことか?ってね。
あれほど、背中に神経集中させたのはじめてかも・・・
朝から疲れたわ