古書カフェすみれ屋と本のソムリエ/里見 蘭 | mokkoの現実逃避ブログ

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出版社:大和書房
発売日:2016/4/9
文 庫:328ページ
ISBN-13:978-4479305903

「僕は信じてるんです。たった一冊の本が、
ときには人の一生を変えてしまうこともあるって」
すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本を
きっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは
忘れていた想いに気付く──。
オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に
供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上のワインのように
心をとらえて離さない5つの小さな謎。
きっと読み返したくなる名著と美味しい料理が愉しめる
古書カフェすみれ屋へようこそ!
本を愛するすべての人へ贈るミステリー!
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初めましての作家さん
シリーズの1作目のようです。

・恋人たちの贈り物
・ランチタイムに待ちぼうけ
・百万円の本
・火曜の夜と水曜の夜
・自由帳の三日月猫
5編を集録

古本屋さんの中に一部カフェスペースがあるというのは
いくつか読んでいたのですが、カフェの中に古書スペースが
あるっていうのはお初です。

すみれ屋は、オーナーのすみれがカフェを、古書店を
神野が運営するスタイルのようですが、神野の本への知識量と
洞察力は際立っているとは思うけれど、悩んでいる時に
いくら勧められたからといって、本を読む余裕があるのかな?

オーナーのすみれも、カフェを運営するくらいの料理の
腕前は、よだれものですが、客商売をするにしては
ちょっと考え方が短絡的なのが気になって・・・

メイン二人の変な意味での気になる部分があったら
作品そのものを楽しめないかも・・・
シリーズみたいだけど、続きはいいかな・・・<(_ _)>

読書メモφ(・ェ・o)メモメモ

フライドグリーントマト
 (゚O゚;アッ!むかし観た映画のタイトル!

 実際に活字を目にしたのは初めて見た(^◇^;)

サンティー:水だししたアイスティー
 アメリカ南部の友人宅で、水と茶葉を入れたピッチャーを
 陽のあたる場所に置いて水だしするから。
 お湯で入れるより、苦みや渋みを抑えられる。

Stone Brewing(ストーンブリューイング):マーケットの好みに追従せず
 自分の飲みたいビールを醸造するというロックな姿勢を貫く
 ブリュワリーです。

ストーン IPA:
茶色いボトルに白で描かれたガーゴイル
軽めのモルトボディに力強いシトラスフレーバーが
感じられるクラフトビール


アーティチョークは、ワインの味を甘くさせてしまう
という説もある。

料理歳時記/辰巳 浜子 表紙絵の筍の日本画は円山応挙作
 主婦目線があるから、こうでなくてはいけないっていう
 グルメにありがちな原理主義的な窮屈さがない。