僕とおじいちゃんと魔法の塔(6)/香月 日輪 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2014/6/20
文 庫:224ページ
ISBN-13:978-4041013595

幽霊のおじいちゃんと魔法の塔で暮らす龍神。
高校2年生になり修学旅行にいくことに。
「人間ぶりっこ」にハマり龍神たちとともに
学校に通う魔女のエスぺロスは、はじめての体験に
おおしゃぎだけれど!?
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魔法の塔シリーズ第6弾。

魔法の塔の住人の龍神とノブとエスぺロスは、
2年に進級するとともに、真実と敬子も同じクラスに。
エスぺロスの魔法操作ぁ~(^◇^;)
その理由が、修学旅行で一緒の方が楽しいからと・・・
┓( ̄∇ ̄;)┏ヤレヤレ

旅行そのものを楽しむ龍神やエスぺロス達。
龍神が一人暮らしと聞いて、生活には責任が伴う事を
クラスメイトが改めて重く受け止める。
他にも普段とは違う旅行という空間で、色んなタイプの
人間性が見えてくる。

人を批判しかしない奴や、エスぺロス敵対心むき出しで、
金持ちを鼻にかけの女生徒は品性が下劣で呆れた。
┓( ̄∇ ̄;)┏ヤレヤレ

いやぁ~北海道の修学旅行だから、自分の思い出と
被りまくりで懐かしかったぁ~(^◇^;)

そして、問題が飛び出した。
エスぺロスに敵対心むき出しだった女生徒を
救ったのは、エスぺロスだった。
エスぺロスの知恵と女生徒の努力とステキな女担任教師の
おかげで、女生徒は見事に脱皮したようだ。
やっぱ愛でしょ!

説教臭いという人が一定数いるみたいだけど、それって
説教される側の輩だったからなのかな?
こちらとしては、龍神たちと一緒になって感心したり
そうだそうだ!と心からエールを送りながら楽しめた。

次巻の構想を練っている時に、著者が亡くなった。
続きが読めないなんてショックだ・・・
読んでいない本を大人買いして、読みつくすと決めました。
悲し過ぎます(T□T)

読書メモφ(・ェ・o)メモメモ

人間関係の間には「距離感」「質感」「温度」などが存在する。

敵わぬ相手とわかっていても、それを追いかけ、自分を
高めていけるようならそれが一番。
相手に敵わないのを己の未熟と捉えず

相手のせいにするのは最悪。

相手に配慮したところで、それが通じるとは限らない。
こちら側を理解しようという気がない場合はどうしようもない。

子どもが見ているのは親の背中。
子どもはそこからさまざまなことを学ぶ。

その人の意志で変わるのは、その人の生きる力そのもの。

 

今更だけど、ハっとする言葉たちが多くて戒めになります。