発売日:2020/1/22
文 庫:320ページ
ISBN-13:978-4896379655
幽世で唯一の貸本屋を営むあやかし・東雲を養父とする夏織は、
祓い屋の一族という負の連鎖から解放された水明の存在を
意識しつつも、今日も本を読みたいあやかしのために幽世と
現し世を奔走する。
ある日、東雲が何かを隠すような素振りで夏織のもとを失踪!?
日頃、ぐうたらな養父にあるまじき行動に夏織は困惑するが、
どうやら行き先は「物語屋」という怪しげな職業を生業とする
東雲の古い友人・玉樹が絡んでいるようで――。
-----------------------------
シリーズ第2弾。
「序 章」 義理の父と娘の約束
「第一章」 ガンガラーの谷の怪異
「第二章」 鞍馬産の大天狗様
「閑 話」 蝶と戯れ人と成る
「第三章」 遠野の山の隠れ家
「第四章」 若狭国の入定洞
「終 章」 父と娘の約束
「余 談」 知りたい犬、素直じゃない猫
幼い頃に幽世に迷い込んだ夏織は、貸本屋を営む東雲に拾われ、
双子の烏天狗や薬屋のナナシ、友達のにゃあさん、そして
新しく仲間に加わった元祓い屋の水明やクロたちと一緒に
幽世と現し世を奔走しております。
今作は、タイトル通り「親と子」の話。
すれ違ったり、思い違いをしていたり、隠していたり、
積み重なったそれぞれの想いがここにきて解放される。
これは涙なくしては読めません。電車ではキツカッタぁ~
そして夏織と水明は・・・(@´゚艸`)ウフウフ
読書メモφ(・ェ・o)メモメモ
沖縄のガンガラーの谷へ本を届けに行くために通るのは
八寒地獄を通って近道をする(^◇^;)
ガンガラーの谷の主は、樹齢百五十年のガジュマルで。
依頼主はキジムナーだった。
貸本屋にとって、秋は虫干しの季節。
紙魚(シミ)を放っておくと、本の糊付けされた部分を
壊してしまう。
そういえば、蟲師でも紙魚を扱ってたよねぇ(^◇^;)
鮎の塩焼き なにより肝の苦さ。決して嫌なものじゃなく
苦さの奥に甘味を感じるほど、旨味が凝縮した
癖になりそうな味だ。
わかる!ゲテモノ食いとしてh、肝がキモなんです!
普通って何だろうね・・・
(゚-゚*)(。。*)ウンウン 本当に自分と他人の普通は違うと思う。
「ひっつみ」岩手の郷土料理・・・
田舎でも「ひつみ」って言ってた。
水団に似ていて、タネがもっと平べったい状態のもの。
寿命・・・永遠の命を持つ者と、定命の者の間に
必ずといって立ちはだかる壁。
「ありがとう」「ごめんなさい」
「でも、大好きだから・・・やっぱりありがとう」
鎌倉文庫:鎌倉文士達による第二次世界大戦末期の
日本の貸本屋、及び戦後に設立した文芸出版社。
貸本屋の地下室に、東雲の本体が隠してある??
火車 にゃあさんは、火車のあやかしなのねぇ
「お迎えに上がりました。
国土交通省国土政策局幽冥推進課」でも、火車先輩は
猫の姿をしてましたもんねぇ。
デブ猫だったけど(○ ̄m ̄)