発売日:2023/7/21
文 庫:208ページ
ISBN-13:978-4041136799
横浜の片隅に佇むチョコレート色の小さな店、雨宮骨董店。
若きディーラー・雨宮陽人と弟の海星、陽人の旧友で刑事の
本木匡士は、アンティークが関わる数々の事件を解決してきた。
そんな中、仕事で長らく海外にいた雨宮兄弟の父親が帰国する。
けれど、再会前にその父親がとある事件の容疑者と
なってしまって……!?
三人は事件に関わる「呪いの椅子」と呼ばれる骨董品を
調べ始めるが……。
美と謎に満ちた骨董ミステリ第2弾。
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アンティーク・ミステリ第2弾!
第一話 ゴブレット
盗まれたゴブレット。
でも、何故か被害者は被害届を出さなくて・・・?
第二話 ペディキュア箱
雨宮骨董店の店先に置かれた謎の箱。
がらくたばかりの箱の中に、一点のアンティークが?
幕 間 猫の額
素人の絵を買い取ろうとする美術商。
彼の真意は別にあって・・・?
第三話 ベルジェール
雨宮兄弟の父親が容疑者に?
事件の鍵は「呪いの椅子」
終 幕 雨宮両親がとあるチェストの行方を捜して・・・
骨董品の肝になるのって、やはり来歴とディーラーの解釈かなぁ
突き詰めていくところがワクワクして、深いなぁって思います。
北森鴻さんの旗師・冬狐堂(とうこどう)とは違った切り口。
どちらも好きですけど、雨宮兄弟の方は、妖精が見えるという
弟の存在の謎も気になるところです。
製作されたものは年月を経て古道具となり
100年経てばアンティークになる
この過程がいいなぁ~
ベルジェールの椅子が骨董品として扱われ
バズビーズチェアのような扱いを受けた。
呪われた椅子・・・
久しぶりに聞いたバズビーズチェア!
何度かテレビや小説で触れました。
ここで久しぶりに回想できましたよぉ
「ペディキュア箱」が好きです。
今回の読書メモφ(・ェ・o)メモメモ
骨董屋さんって、探偵みたいですね。物の探偵。
なるほど・・・確かに来歴を辿ったりするからねぇ。
紺と赤のマドラスチェック
昔からマドラスチェックが大好きです。
私の中にある愛情は本物だろうか、いつまで続くのかと
疑心暗鬼が日増しに肥大化して、結婚の話が出る頃には
どうにも抑えきれなくなるんです。
これ、わかるわぁ~。自分がそうだった(^◇^;)