発売日:2023/11/24
文庫:288ページ
ISBN-13:978-4041139844
「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズスピンオフ!
かつて連続殺人を犯した16歳の少年・児玉永久は、
天才的プロファイラー・中島保の保護の下、
晩期死体現象と法医昆虫学の研究を続けていた。
ある日彼らの許に、猟奇犯罪捜査班の厚田巌夫、
検死官・石上妙子、新人刑事の堀北恵平が訪れる。
発生したのは女児誘拐殺害事件。
被害者は瞼を切り付けられ、片眼を刳り貫かれていた。
事件の解決が過去の償いになると信じ、永久は
事件を追い始めるが――。
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「藤堂比奈子」シリーズ、スピンオフ。
永久君のお話です。
シリーズの完結編を読むのが遅かったので
うまい具合にスピンオフを続けて読めました♪
永久君のことがすごく気になっていたので嬉しかったぁ。
スサナから研究を引き継いだ晩期死体現象と
サー・ジョージから引き継いだ法医昆虫学。
永久は、研究者として保の保護の元、センターでの
仕事を続けていた。
そんな永久が16歳の誕生日に初めての外出をした。
突然の雨に、雨宿りをしていたら、知らない母子が来て、
少女が傘をくれた。
初めて受けた他人からの親切に驚きながらもお礼を言った。
数日後、ガンさんと死神女史が保の元を訪れ、そこに
八王子西署の刑事として、恵平が一緒にいたぁ!!
もう、それだけで泣きそうになる(^◇^;)
ガンさんたちは、猟奇殺人の被害者の写真を見せていた。
その中に、永久に傘をくれた少女の写真が混じっていた。
ショックを受けた永久は、保に捜査の協力を申し出て、
金子未来にも協力依頼することで了解を得た。
永久の瞬間記憶能力と推理から、保や恵平、ガンさんに
死神女史が協力して、ある可能性に辿り着く。
事件が解決に向かって少しずつ動いていく様は
心臓ドッキドキのバックバクですねぇ~
事件解決後に、比奈子が長野から戻って来ると聞いた
比奈子の関係者たちは、送別会を行った場所で再会。
シリーズに登場したみんなが参加して、懐かしいやら
嬉しいやらで、もう大変。
比奈子と恵平の共演が、本当に嬉しかったぁ~
永久が、少しずつ受け入れられる事が増えてくのが
嬉しかったぁ
シリーズの良さを、改めて実感しました。
問題は、スピンオフをどうするか・・・
死神女史の話は読んだけど、OFFは・・・
のび先生の話だけど、読むのが怖いです。
カウンセラーの深いお話は、精神が削られそうで
キツイので、無理かなぁ~
のび先生、大好きなんですけどね<(_ _)>
本作の読書φ(・ェ・o)メモメモ
あの子は愛されて、愛されて、それ故にまた
親を泣かせる。
愛されなかった子供の親は自分のためにしか
泣かないというのに。