バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘/藤木 稟 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2018/4/25
文庫:432ページ
ISBN-13:978-4041059753

フランスののどかな小村・セレ村にある聖マリー教会から、
バチカンに奇跡申請が寄せられる。
山の洞穴に祀られた聖母像を礼拝している最中、
「鳴ると奇跡が起こる」との言い伝えがある舌(ぜつ)のない
鐘が鳴り、青い鳥が福音を告げ、全盲の少女・ファンターヌの
目が見えるようになったというのだ。
証拠の映像も残っており、奇跡調査官の平賀とロベルトは、
早速現地へと調査に向かう。
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シリーズ第14弾!

やっと主役コンビの調査ですよぉ~
それがわかった瞬間が一番うれしかった(^◇^;)

フランスの聖マリー教会から寄せられた奇跡申請。
たとえ田舎でも、信仰厚い地域では、バチカンの神父と
いうだけで、待遇が違うのですねぇ~
二人が好待遇を受けると、自分の事のように嬉しくなる(^◇^;)

現地に到着した平賀とロベルトは、早速にそれぞれの
得意分野での調査にかかる。
ロベルトは古文書等の読み解きに、平賀は科学的調査の為
山の中に入っていく。

信者に相談を受けたロベルトがぶつかる難問に、平賀の
的確なアドバイス。さすがの知識です!
山の頂上近くに建つ貴族の城。領主の奇行。
取材に訪れたはずの記者の行方不明と、村民の行方不明。
そこは、怪物が出没したとの伝説が未だに残っている。

盲目の少女が出会った妖精と妖精の国のユニコーン?
舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が歌った奇跡の真相は?

調査してる時は、何気に楽しくて、ロベルトの書籍を
読んでいるかのような解説は、いつものことだけど長い。
でも、これがいい意味での蘊蓄で楽しい。
きっとすぐに忘れるけど(;^_^A

しかしなぁ~・・・
今回はちょっとやり過ぎた感が・・・ねぇ・・・(^◇^;)

奇跡調査官だから、なんでもかんでも奇跡認定は出来ない。
認定しないなら、何故奇跡ではないかの理由付けが必要。
ただ、今回は別の意味で、奇跡が起こったんだろうなぁと
思わずにはいられない。


今作の読書メモφ(・ェ・o)メモメモ

 

地上に落ちた悪魔が、現世という世界を作り、天使たちの魂を
肉体に封じて人間を作った。

人の魂は元々は天界のものなの清らかだが、悪魔に作られた
穢れた肉体に閉じ込められている。人は現世の悪を拒絶して。
清浄な存在・・・完徳者とならなければ元の清らかな魂となって
天上に帰ることができない。
そうでない者の魂は、死ぬと他の人間や動物の肉体に
再び閉じ込められてしまうという・・・

ロベルトの会えなくなった友人の事を語る時、
僕はね、予想とはまるで違う形だったけど、
彼と再会できたんだ。そして彼のことをもっと良く
理解できた。嬉しかったよ。
 「天使と悪魔のゲーム:ひだまりのあるところ」
 を思い出して泣けました。(´Д⊂グスン

コティングリーの妖精写真


(゚O゚;アッ! ここでも出てきた(〇o〇;)

メソポタミア神話 イルもしくはエルと呼ばれる男神
エルは、後に旧約聖書の神になる。4大天使 
ミカエル、ガブリエル、ウリエル、ラファエルなどに
共通するエルの呼称もここから来たもの
そうだったのかぁ~(〇o〇;)

シリーズはまだまだ続きますが、ここでしばらく小休止です。

 

美味しそうな紅茶を飲んでいたので。チェックです。