バチカン奇跡調査官 二十七頭の象/藤木 稟 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2017/7/25
文 庫:400ページ
ISBN-13:978-4041049884

秘された預言の謎とローレン失踪の真相とは!?
バチカン美術館の絵画の前にマリア様が現れて
預言をするらしい――
平賀とロベルトが新たに取り組むことになった預言の噂は、
やがて世界を混乱に陥れる事態になり!? 
天才神父コンビ、衝撃の新展開!!!
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バチカン奇跡調査官シリーズ第13弾

バチカン美術館の絵画の前にマリア様が現れて
預言をする動画が拡散された(〇o〇;)
平賀とロベルトが、今まさに監視している絵が??

今回は、フィオナがメイン・・・だよね
主役コンビの登場はかなり少なくて残念。
とはいえ、フィオナをキャラとして登場させるのは
今後を考えると絶対に必要ですよね。
だって、ローレン絡みですもの。

それにしても、今回は難読だったぁ~
マリア様の動画と魔法陣の中の死体・・・
魔法陣の横に途中から追加された文字?

どこかに種があるとはわかってはいるものの
何でだぁ~??って現象が続く。
ファティマの予言に振り回されました。
一時期、流行りましたよね?(^◇^;)
ローレン失踪の謎もあいまって、ハラハラ度は
ちょっと下がりましたが、蘊蓄が面白かったので
OKでしょう。(←何様??(○ ̄m ̄)

今作の読書メモφ(・ェ・o)メモメモ 多めに・・・

毎日、ニュースや新聞は様々な事件を報道する。
見たことのない専門家という人達が登場し、
訳知り顔で解説する。
軽く聞き流していれば真実らしく聞こえるが
肝心な事に触れなかったり、先日とまるで違う事を
突然言い出したりするから、注意が必要だ。(○ ̄m ̄)

そして町で暮らす人々も、あたかも自分が丁度考えていた
意見だとばかりに受け入れる。
何となく気分で納得している。(ノ_-;)ハア…

悪魔ロノヴェは心理操作に長けていて、言語表現力や
魅力を司る悪魔といわれる。
ロノヴェと契約した人間は、その魂と引換えに、
身振りや発声によって聴衆を引き付けるような力、
つまりカリスマになる力を得られると信じられた。

レグバというヴ―ドゥの神。精霊と人間との取次ぎを
してくれる精霊で、境界の番人で十字路に住む。
十字路伝説のはじまり。

社会的動物である人間は、他人の感情に敏感になり
その影響を受けやすくなる。
他人から伝染した感情を自分のものだと思い込んでしまう。
自分の感情が外からやって来たものだなんて
あまり考えたくないから。

人は無意識のうちに不気味なもの、得体のしれないものへの
恐れと興味を同時に抱えている。

人は誰だって、何時だって、情報を欲しがる生き物です。
それが自分を取り巻く環境が変化を見せている
不安な時なら尚更だ。
そして自分が知った新しい情報を早く他人に伝えたいと思う。
所謂お喋り欲求。
しかも人間てのは、自分の心の状態にあった情報を
好んで集める習性がある。