発売日:2014/9/27
文 庫:286ページ
ISBN-13:978-4101800103
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、
各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。
河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。
突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。
だが、そんな摩訶不思議な“事件"には思いもよらぬ“病"が
隠されていた…?
頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす
新感覚メディカル・ミステリー。
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初めましての作家さん。
電車のドアに広告が貼り付けてあったので、即検索してみた。
医療系となるとドロドロ陰謀系か、泣かせる内容か?と
思ったけど、そうでもない。
面白そうだったので、とりあえず2冊購入してみました。
統括診断部は、各科で「診断困難」と判断された患者が
集められるのだが、診断困難というのが、病状だけでなく
いわゆる厄介な患者も回されてくる。
メインキャラは何といっても天才女医・天久鷹央(アメク タカオ)。
カバーイラストでわかるように童顔で可愛くて背が低い。
豊富な知識と好奇心で次々に謎を解決していく。
が・・・豊富な知識に反比例して、歯に衣を着せられない。
思った事そのままに口に出す上に、敬語も使えないから
プライドの高い各科の先生方の怒りを買っている。
その様子を語るのは、大学病院の外科医局から内科を志望。
本病院に派遣された小鳥遊 優(タカナシ ユウ)。
身長180cm越えで空手部で鍛えられた大男。
2才年下の天才を変人上司とのたまり、振り回され
更には、鷹(タカオ)がいるから小鳥は遊べないからと、
愛称は小鳥に決定。
二人の関係は、まるで北森鴻氏の蓮杖那智フィールドファイル
シリーズの那智先生と三國コンビみたいですよぉ~
楽しかったぁ~
・プロローグ
・泡
・人魂の原料
・不可視の胎児
・オーダーメイドの毒薬
・エピローグ
例え小学生からの依頼でも、鷹央のアンテナに
引っかかったら、すぐに謎の解明に向かう。
今回の響いたセリフは・・・
もちろん口先だけでも謝罪しておけば、無駄なトラブルを
避けられることは分かっているよ。そうしておいた方が
利口だってことも。
けれど私は謝らない。それが道理にかなっていないから。
論理的に間違っているから。
私にとって論理は行動原理そのものなんだよ。
本能的に相手の気持ちを読み取ったり、場の空気を
読んだりといった社会生活に必要な能力が劣っているから
自分の行動を論理で埋めることで、それを補っている。
「わくわくしますね、小鳥先生」
「ぜんぜん・・・」
「スパイになった気分じゃないですか?
さっきからずっと、耳元でスパイ大作戦のテーマが
流れてますよ。」 w(゚o゚)w オオー!懐かしい!
スパイ大作戦 ~オープニングテーマ~
MISSION:IMPOSSIBLE -Opening Theme-
続きを読みます♪