発売日:2020/3/19
文 庫:320ページ
ISBN-13:978-4122068506
「死香」を食べ物の匂いとして認識する桜庭潤平。
潤平の特殊体質に興味を抱く分析学のエキスパート・風間。
これまで未解決事件を匂いで嗅ぎ解いてきた二人だが、
ある日潤平が特殊な薬品をかけられ嗅覚を失ってしまう。
風間は、潤平と同じ能力を持ちながら歪んだ思想をもつ
月森の関与を疑うが――。
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シリーズ第3弾
死香を「食べ物」の匂いに変換する体質の潤平と、分析学の
エキスパート・風間は不審な事件を次々と嗅ぎ解いてきたが、
ちょっとした油断で最悪の状態に追い込まれる潤平・・・
・増殖する死は、人知れず香る
別々の場所で採取したサンプルに共通したニオイが
含まれていて・・・
・水辺に揺蕩う死は、野性的な香り
河川敷の草むらに切断された足首が流れ着いていた。
他の部位を独自に探していたところ、潤平をライバル視
している女子学生がきっかけとなり・・・
・病床の死を包む、金木犀の香り
暴漢に襲われ頭部を損傷し人工呼吸器に繋がれ入院していた
男性が、機械を外されて死亡した。
その後、死香を強く感じた看護師が殺されて・・・
・死を司る悪意は、妖しく香る
風間とも面識のある海外の研究者に、女性?が接触し、
潤平の元には宛名不詳の封書が届き、中にはGPS発信機が!
更に、潤平が液体を噴霧され、嗅覚を失い・・・
やはりアイツが動き出していた。
風間と面識のある海外の研究者を味方につけて・・・
研究者というのは、知り合いを罠にかけてまで
その地位が欲しいのだろうか・・・
っていうか、協力者に選んだ奴の正体を知ったら
どう思うんだろう・・・
天罰が下ればいいのに!・・・と心で叫んでおく。
さて、今回の読書メモ・・・
肌が白く、頬が赤い。東北出身なのかもしれない。
これって、偏見ですかね?
確かにいるけど・・・所謂リンゴほっぺっていうけど
全部がそうじゃないんだよねぇ。(-。-;)
読んでム(*`へ´*)とした。
どのくらい少ないかよくわからないくらい少ない性質のものを
微量重要香気というらしい。
潤平が食べられなくなった食材の中でも特に大切な
米のニオイを悪臭に感じさせないようにするための
分析研究に必要なことらしい。
兎にも角にも、潤平は風間の保護下で生活する事に
なったのは、安心なのかな??