発売日:2021/6/4
文 庫:218ページ
ISBN-13:978-4591170489
風早の街の駅前商店街のはずれ、古い路地の
鳥居が並んでいるあたりに、「たそがれ堂」という
不思議なコンビニがあるという。
神様が街の人たちの暮らしを見守るために、
こっそり開いている店だというのだが、
ならば教えて欲しい。
どうすればこの街を守れるのか。
街の守護神を祭る風早神社の娘、沙也加は
願わずにいられなかった。
この街にふたたび賑やかな灯がともり、穏やかな
暮らしが戻りますように――。
今を生きる人に温かな癒しを贈る人気シリーズ、特別編。
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シリーズ、特別編
風早の街の 駅前商店街のはずれには、神様が経営する
不思議な魔法のコンビニがあるといいます。
けれど風早神社の巫女である沙也加は知っている。
世界には優しい神様や奇跡や魔法は存在しなくても
魔物や呪いは存在すると・・・
・海の記憶
春の流行病が猛威を奮っていた頃、夜明け前の
風早神社の外を歩きまわる三本足の魔物?がいた。
海へと逃げた魔物?は、誰かに会いに来た?
・星へ飛ぶ翼
恐竜と友達になるのが夢だったんです。
そんな沙也加が手にした小さなオマジナイの本。
呼び出された様に現れたのは・・・
・猫たちは光を灯す
サンタクロースはいないと、早いうちに気づいた
沙也加は、プレゼントを両親にも願わなかった。
沙也加がコンビニで見つけた物は・・・
特別編は、風早神社の宮司家族と巫女の沙也加と
幼い弟と猫2匹の物語。
今回も癒しがたくさん詰まってました。
そして文庫本には、特別仕様のお守りが入ってました。
切り取ってないですけど。
その昔、ひどい病が流行った時に、神さまは
風早三郎様は、どこでなにをなさってたんですか?
その答えが、ストレート過ぎて微笑ましくて
納得するしかなかったです(^◇^;)
魔法には、働くタイミングがあるんじゃないかな?
その波にうまく乗れば、奇跡を捕まえることができる。
人間だけじゃなく、神様にも、そのタイミングは
決められない。魔法の扉が開くタイミングは・・・
「たそがれ堂は、ずっとあなたを待っていましたよ」
梅干しと鰹出汁のシャーベット
興味あるなぁ~
五千年後の世界でも、この街はここにあって
何か大切なものを探して訪ねて来るお客様も
変わらずにちゃんといてくださるような気がする。
サンタクロースを大きくなってからも信じて
いられるのは、幸せな子供の特権のような気がする。
もしいつか、サヨナラの日が来たときは、別れを
悲しむよりも、ありがとうと、笑顔でいってあげて。
あなたがいてくれて幸せだった、大好きだよって。
そしたらきっと、猫は自分は幸せな猫だった、
いい一生だった、って、思えるだろうから。
風早の街の駅前商店街の路地には、
魔法のコンビニたそがれ堂がある。
運河には、時を越えた世界の情景をきまぐれに
見せてくれる、不思議な橋がある。
今回も癒されました。