女學生奇譚/川瀬七緒 | mokkoの現実逃避ブログ

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発売日:2019/7/5
文庫:400ページ
ISBN-13:978-4198944803

この本を読んではいけない――
奇妙な警告文の挟まれた古書が
オカルト雑誌の編集部に持ち込まれた。
古書の持ち主だった兄が数カ月前に失踪し、
現在も行方不明だと竹里あやめは訴える。
フリーライターの八坂駿が
その本を少しずつ読み始めると、
周囲で不気味な出来事が続く。
いたずら? 狂言? それとも……。
八坂はペアを組むカメラマンの篠宮、
依頼人のあやめとともに、古書の謎を追う。
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初めましての作家さん。

この本を読んではいけない・・・
兄が残したメモと持ち込まれた呪いの本。
オカルト雑誌の編集長から取材を依頼され、
恐怖を感じることができないフリーライターの八坂と
腕はいいが堕ちたカメラマンの篠宮が動き始める。
オカルトネタのつもりの取材だったが・・・

第一章 日陰の吹き溜まり
第二章 極上の料理とエス
第三章 狂気は晩餐とともに
第四章 ごきげんよう、さようなら
第五章 恐怖はどんな感じだ?

本の中に罠が仕掛けられていると思っていたけど
これは予想外だった。
八坂は少しずつ本を読み進め、主人公である
女學生が、自分だけは特別だと勘違いをしながら
過ごす日々を詳細にメモに取る。

真っ先に「ドグラ・マグラ」を連想したんだけど
違う方向にシフトして、最終的にはサスペンスに
なっている。

八坂は小説を読み進めながら、不可解な出来事が
実際に起こり、自分は正気か?と確認をしながら、
相棒のカメラマンとも連携。

ある気付きによって、予想外のものまで発見。
そして、とんでもないところに行きつく。

内藤了氏のハンターシリーズみたいだ。
これは別の意味で怖いわぁ~(〇o〇;)

今回の読書メモ

ゆとり世代教育と言うのは実に興味深い
言い回しに凝っていて一見すると意味ありげですが
実は何も込められていない空っぽの箱です

可能性を潰すことが先だと結論付けた
ああだこうだと憶測をこねくりまわしても仕方ない

冷凍庫に郵便物を入れて凍らせ、糊の粘着力を
無効化させたのだろう
 (* ̄ρ ̄)”ほほぅ…知らなかったぁ

 

吉祥草

 名前を知らなかったぁ