発売日:2020/5/22
文 庫:320ページ
ISBN-13:978-4041092644
「異界はどこにだってある――僕たちの、心の中にもね。」
春。尚哉は変わらず高槻の助手をしている。
ある建築事務所で起こった「4」にまつわる事件の真相は…!?
ほか、大学に英国在住の高槻の叔父・渉が現れた!
尚哉は「高槻が一番辛かった頃」に彼を育てた渉から、
高槻の悲痛な過去を聞く。
そんなある日、江の島の人魚騒動を知り、一行は現地へ。
そこで「お母さんは人魚になった」と訴える少年に出会い―。
高槻が渉のもとで暮らしていたころのお話
「【extra】それはかつての日の話2」も収録。
凸凹コンビの怪異譚、新章開講!
-----------------------------
シリーズ第4弾
新章開講 いわゆるスタート・・・納得ですよ。
色々なことが、部分的にもあからさまになってきた。
少しずつ、きっと見えて来る・・・
このワクワク感もたまらないですね。
「四時四十四分の怪」
大学2年生になった尚哉。
ある日、高槻が運営するサイト「隣のハナシ」に、
建築事務所で働く女性から怪事件の相談が寄せられた。
事務所で起こった「4」にまつわる不気味な事件の真相は!?
「人魚のいる海」
6月。「江の島の海に人魚が出た」と週刊誌は大騒ぎに。
高槻も講義で人魚のことを熱心に取り上げる。
そんなある日、口髭にステッキ姿のハンサムな英国紳士、
高槻の叔父・渉が現れる!
高槻・尚哉・渉・佐々倉は休日を利用して
江の島付近に出向き、人魚騒動を調査することに。
そこで「お母さんは人魚になった」と言う少年に出会い・・・
【extra】それはかつての日の話2
高槻が渉のもとで暮らしていたころのお話
高校時代を過ごした、英国での暮らしぶりや
すべてに笑顔で対応する訳がわかる。
四時四十四分の呪いは、小学校の時にありました。
階段の踊り場にある大鏡に、四時四十四分四十四秒に
手を付けると異界に引き込まれるって話。
モチロン、実験しました。
イザという時の為に、友達3人に傍にいてもらってやった。
結果は何も起こらず、朝の時間じゃないのか?と気付き、
じゃあ学校に入るのは無理だ!
ってことは調べられない!と結論が出ました。(^◇^;)
依頼者に高槻先生が渡した稲人士(イナジンシ)と書かれた
お守り。「ソウシナハノコ」や「与田総」と同じ呪文
なるほど・・・気付かないうちはお守りになる。
そして出ました。尚哉と同じ能力を持つ人。
この先も出て来ますが、役どころはどうなのかな?
人魚の話で・・・
沙絵が真っ黒な瞳で、高槻の瞳を覗き込み忠告を送る
「もっと慎重になりなさい。世の中には知らないほうが
いい事もあるんだからね」
あぁ・・・本物が出たぁ~
ただ、子供と父親を残していなくなるってどうなのよ?
そこがちょっと・・・納得いかない(-。-;)
そして尚哉は高槻が一番辛かった頃の話を
渉から聞くことに……。
イギリスで、温かい人たちに囲まれていてよかった
高槻先生がマシュマロ入りのココアを飲む理由や
色んな事がたくさん見えてきた。
そして渉は、会話をしている。
「ここは──外つ国(とつくに)か?」
やっぱりかぁ!!
あの時は、かろうじて渉が奪い返したが・・・
この先が、不安でしょうがない!
ちょびっとφ(・ェ・o)メモメモ
高槻先生の冷蔵庫の中を見た叔父:渉の叫び(○ ̄m ̄)
Bloody hell ブラッディ ヘル 「何てこった」
池袋のサンシャイン水族館で、「あやかしの人魚」という
ホラーイベントがあったらしい。知らなかったぁ
まぁ~場所と時間を考えたら絶対に行かないけどね(^◇^;)
イギリスと日本では不動産事情がちょっと違う。
幽霊物件は日本では安く抑えられ、イギリスでは高くできる。
お国柄とはいえ、幽霊の捉え方が違い過ぎますねぇ~
さて、次はヤバそうだから、サッサと読まないとね♪